阪神・佐野大陽、初キャンプでの活躍が期待される

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 阪神タイガースの2025年シーズンに向けた春季キャンプで、ドラフト5位の内野手・佐野大陽選手(22)の活躍が注目を集めている

佐野選手は中部大学から独立リーグの日本海リーグを経て阪神に入団した初めての選手で、プロの舞台で自らのスキルを発揮するための大舞台に立っている

初キャンプでのパフォーマンス

 佐野選手は、キャンプ初日のシート打撃から鋭い打球を放つことに成功した

4日には西純選手から中前打を記録、6日には椎葉選手の直球を右中間に二塁打として返すなど、安打を重ねた

シート打撃後、彼は「合同自主トレから取り組んでいた結果が出た」と語っており、日々の練習の成果が見え始めている

スイングスピードの向上

 今キャンプで特に注力しているのがスイングスピードの向上だ

スイングスピード向上に伴い、打球の速度も増し、結果として飛距離の向上につながることが期待されている

具体的には、沖縄入り後に計測した打球速度は105キロで、現在110キロ越えを目指して進行中

プロ野球選手にとって、打球の速さは試合での生存競争において非常に重要な要素の一つである

体重とパワーの増加

 また、体重増加にも取り組んでおり、入寮時の体重78キロからトレーニングを経て86キロにアップした

この体重増加により、パワーが鍛えられ、以前とは異なる打球の飛距離を出すことができるようになったという

守備力の高さ
 8日の紅白戦では遊撃手として初出場し、難しいバウンドの打球を好捕するなど守備でも存在感を示したが、試合前のシートノックではミスも発生した

これに対し、「体が固くなってしまった」と反省を述べ、今後の改善点として打球への足の運びや送球技術を挙げている

未来への決意

 プロ選手としての新たな環境に慣れながら、佐野選手は「いつユニフォームを脱ぐと言われるかわからない世界」と語り、真剣に成長を目指している

阪神の指揮官が掲げる“凡事徹底”を意識して、開幕1軍の座を目指して頑張る姿勢は、将来の阪神を支える選手として期待される動きとなるだろう

佐野 大陽(さの たいよう)
2002年2月14日生まれ、静岡県出身の内野手

178センチ、86キロの体格で右投げ右打ち

常葉大橘高から中部大学、日本海L富山を経て、2024年度ドラフトで阪神から5位指名を受け入団

 記事を通じてみると、佐野選手は新たな環境の中で自身の限界を打破しようとしている姿勢が見える。プロの舞台での厳しさを体感しながらも、持ち前の努力を重ねることで成長への道を歩んでいる点が印象的であり、今後の活躍が楽しみだ。本人が意識する自らの課題を克服し、阪神タイガースに必要な戦力となることが期待される。
キーワード解説

  • シート打撃とは?選手がピッチャーの投げる球を打つ練習で、バッティングの基本技術を磨くために行われる。
  • スイングスピードとは?バットを振る速度のことで、速いスイングは打球の速度と飛距離に直接影響を与える。
  • 飛距離アップとは?打球が飛ぶ距離が長くなることを指し、選手のパワーやスイングの技術が関与する。
  • 守備力とは?野球における守る技術や判断力のことで、良い守備力は失点を防ぐために必要不可欠である。

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