享年76歳
衣笠氏は昨夏から体調を崩して療養中だったが、その死去は球団関係者やファンに衝撃を与えた
衣笠氏は1949年に愛媛県大洲市で生まれ、1971年にヤクルト本社に入社
2011年にはヤクルト球団社長兼オーナーに就任し、球団経営に携わった
当時、球団はポスティングシステム移籍を認めていなかったが、衣笠氏は同年のオフシーズンに青木宣親選手のメジャーリーグ移籍を容認し、選手の夢を支援した
また、2013年オフには、高津臣吾氏を投手コーチとして招へい
高津氏は「戻ってくることができてすごく気持ちが晴れやかになりました」と述懐している
衣笠氏のリーダーシップの下、球団は赤字から黒字へと転換を果たし、グッズ販売やイベントの刷新が功を奏した
さらに、山田選手や小川選手などの主力選手のFA取得時の引き留めをはじめ、オスナ選手やサンタナ選手といった助っ人選手の確保にも大きな尽力を注いだ
このような努力は、ヤクルトが2015年、2021年、2022年の3度のリーグ優勝を果たすことに強く寄与し、2021年には日本一にも輝いた
そして、2027年には2軍球場を茨城県守谷市へと移転させる計画を実現させるなど、その功績は計り知れない
通夜・告別式について
衣笠剛球団会長CEO兼オーナー代行（享年76）の通夜は、20日午後6時から行われる葬儀・告別式は21日午前9時30分から東京・港区の増上寺光摂殿で執り行われる予定である
衣笠氏の死去は、ヤクルトスワローズの歴史における大きな転機となりそうです。彼の努力によりチームは近年の成功を収めましたが、これからの球団運営や選手たちのモチベーションに影響が出るかもしれません。これからのヤクルトにおいて、彼の遺志を継いだ関係者の努力が求められます。
ネットの反応
ヤクルトの衣笠球団会長が76歳で亡くなり、ファンや選手から感謝の声が広がっています
多くのコメントでは、衣笠会長がチームや選手たち、そしてファンにどれほどの愛情を注いできたかについて触れられています
高津監督が再びスワローズに帰ってきた背景には、衣笠会長の存在が大きく影響していたことが認識されており、驚きや感謝の気持ちが表明されています
さらに、青木選手がメジャーから戻ってきたのも、衣笠会長のフォローがあったからこそとする意見も多く、選手たちが安心してプレーできる環境を整えた彼の功績が称賛されています
また、ファンの意見をしっかり聞く姿勢も評価され、衣笠会長が就任してからの選手補強や施設改善など、球団の発展に多大な貢献をしたことが多くのコメントで語られています
彼の時代にスワローズが実現した3度の優勝についても、その功績の大きさを強調する声があり、逆境からチームを立て直した彼のリーダーシップが記憶に残っています
ファミリー球団としてのヤクルトを日本のプロ野球界に築き上げた偉大なオーナーだった衣笠会長への感謝の気持ちが溢れ、彼が遺した「ヤクルト」を今後も大切にしていこうとするファンの姿勢が感じられます
多くの人々が「衣笠会長の遺志を継いでほしい」と語り、彼の存在がいかに重要であったかを再認識しているのです
最後には、スポーツの場で彼が観戦していたことを思い出し、改めてその功績に感謝を捧げています
ネットコメントを一部抜粋
ご冥福をお祈り申し上げます。
優勝しましょうよ！
衣笠さんの尽力もあったんだな。
チーム、選手、多くのファンに愛された偉大なオーナー、会長だったと思います。
今のスワローズを作ってくれた偉大な会長ありがとうございました。
キーワード解説
- 衣笠剛とは？：ヤクルトスワローズの球団会長であり、CEOとして球団の経営に貢献した人物。
- ポスティングシステムとは？：日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際、球団が選手を海外チームに売却するために必要な制度。
- FA（フリーエージェント）とは？：選手が契約が満了した後、他のチームと自由に契約できる権利のこと。
