新庄剛志監督(53)は、試合後のコメントで「打つ方に関しては言うことない」と、選手たちのパフォーマンスに満足した様子を見せました
試合前のメンバー表の段階では、清宮、野村、水谷がクリーンアップを務める予定でしたが、監督は直前に万波を6番から上位に引き上げ、その結果「ロマン砲」と呼ばれるトリオが打撃で大活躍しました
特に、4回には3者連続中前打を含む8安打を放ち、一気に試合の流れを引き寄せました
また、特にこの試合は阪神時代の恩師、野村克也さんの命日でもあり、監督にとって特別な意味を持つ試合となりました
新庄監督は、就任以降2月11日には対外試合2勝1分けという成績を残しており、この流れに満足しつつも、「褒めてもらえるのは優勝してから」と控えめな姿勢を見せました
「ワシは何回優勝したと思てんのや」と厳しい姿勢を崩さず、選手に期待を寄せています
一方、投手陣には課題を伝えることも忘れませんでした
特にカウント2-0になった場合には、必ず変化球でストライクを取ることを強調しました
新庄監督は「打者は90-95%真っすぐを打ちにくる」と考え、変化球でストライクを取ることの重要性を主張しましたが、結果として「まあ、入らんね
80%以上がボール球」と、期待には及ばない成績に苦言を呈する場面もありました
就任4年目を迎えた監督は、選手に求めるレベルも上がっており、勝利後もあまり笑わなくなった選手たちを見て「ノムさん(野村克也)のも天国でほほ笑んでいるはずだ」と語り、さらなる飛躍を目指す思いをのぞかせました
今回の日本ハムの勝利は、監督自らの采配や選手たちの活躍によるものであり、ファンにとっても期待の持てる内容でした。しかし、課題も残っており、今後の成長が注目されます。監督の指摘が今季のさらなる飛躍につながることを願っています。
キーワード解説
- クリーンアップとは? - 野球において、チームの中で得点を最も期待される打者たちが配される順番のことで、通常3番から5番あたりを指します。
- ロマン砲とは? - 主に長打力があり、ホームランを打つ可能性の高い打者に対してつけられる俗称で、ファンにとって夢のある存在とされています。
- 変化球とは? - ボールの回転をさせることで、軌道が変わり、打者が打つのが難しくなる球のことです。カーブやスライダーがその代表例です。

