オリックス・遠藤成内野手、紅白戦での活躍が注目を集める

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 オリックス・バファローズの遠藤成内野手(23)が、今季初めての実戦となる紅白戦で印象的なパフォーマンスを披露した

昨年のシーズンに阪神タイガースで戦力外通告を受け、育成選手としてオリックスに加入した彼にとって、この日の試合は新たなスタートを切る重要な場面となった

 遠藤は白組の「1番三塁」で出場し、初回から意気込んでいる様子を見せた

「初球からスイングを仕掛ける」と決意を語り、これが実を結び、初回には右前安打を放った

その後も3回には1死一、二塁の場面で、外角低めの球を左前に運び、5回には四球を選び盗塁も決めるなど、2安打1盗塁という結果を残して存在感を示した

「いろんな面でアピールできて良かった」と本人も満足げに語った

 遠藤は同じ01年度世代の宮城、紅林らと共にU18日本代表チームのメンバーであり、彼にとっては良い刺激になっているという

特にエースの宮城とのつながりは大きく、「紅林と二遊間を組みたい」と意気込んでいる

 これまでの5年間、阪神でプレーし、昨年はウエスタン・リーグでトップの出塁率3割9分2厘、盗塁数も2位の30を記録

しかし、その実績にもかかわらず1軍昇格は叶わず、戦力外通告を受けた際には涙を流すほど驚いたという

 初実戦という大事な試合で好結果を残した遠藤に対して、岸田監督も「全部良かったんじゃないですか

楽しみです」と期待を寄せている

オリックスは現在、支配下選手枠に残り4枠しかなく、激しい競争が続く中で、遠藤は「支配下になるために結果を残すだけ

チームとして必要な選手になれるように頑張ります」と力強く語った

 また、オリックスの曽谷選手も今キャンプで初めてライブBP(打撃練習と投球練習が同時に行われる形式)に登板し、「真っすぐはかなり良かった」と手応えを感じている

「打者に差し込むボールがあったので合格点

先発ローテーション入りにアピールしたい」と話した

今回の紅白戦で遠藤選手が見せたパフォーマンスは、彼の立ち位置や今後の可能性を示す重要なものでした。阪神から移籍し、育成選手として新天地で挑戦する姿勢が、多くのファンの期待を集めることに繋がるでしょう。支配下選手枠は残り少ないものの、彼の決意とスキルが評価されることを願っています。
キーワード解説

  • 紅白戦とは?:チーム内で選手を選抜するための練習試合で、選手同士の競争が促進される場となります。
  • 支配下選手とは?:プロ野球チームが所属する選手のうち、特に一軍でプレーする権利が与えられた選手のことを指します。
  • ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球における二軍リーグの一つで、選手たちが一軍昇格を目指して戦う舞台です。

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