藤川監督は、春季沖縄宜野座キャンプの第3クール初日でのコメントを通じて、野村さんから受けた教えを大切にしていることを明らかにした
「野球人である前に社会人であれ」という言葉は、野村克也さんの名言として広く知られている
これは、選手としての競技力だけでなく、一人の人間としての成長や社会での役割も重視する理念を意味する
この教えを胸に刻んでいる藤川監督は、野村さんとの思い出を語ると同時に、その教えが自身の指導者としての道に影響を与えていることを強調した
藤川監督は、野村政権下で阪神からドラフト1位指名を受けたものの、当時は18歳という若さも影響し、思うような成績を残せなかったという
「18歳、19歳の頃は野村さんが求める選手像と自分とのギャップが大きかった」と苦笑し、「若手にはなかなかチャンスがなかった」とも振り返った
そして、当時阪神が最下位に甘んじていたことも影響していたと感じている
藤川監督は、入団した時に「なんでこんな選手を取ったんだ」「補強しろ」といった声が多かったことも思い出しつつ、指導者によって異なるタイミングや考え方が存在することを理解していると述べた
天国の名将に思いを寄せながら、自らの指導者としての役割をしっかり果たす決意を示した
藤川監督が故・野村克也さんを偲ぶ姿勢は非常に感慨深い。野村さんが伝えた教えは、野球だけでなく人生全般においても大切なものであることを再確認させていただきました。若手選手への配慮や、先人の教えを大切にする姿勢は、今後の阪神タイガースの成長にも寄与すると思います。
キーワード解説
- プロ野球とは？プロ野球は、野球のプロ選手がチームに分かれて競技を行うリーグで、日本では12球団が参加している。
- ドラフトとは？ドラフトは、大学生や高校生がプロ野球のチームに入団するための選手選択方法で、各チームが選手を指名する。
- 指導者とは？指導者は、選手を指導・監督する役割を持つ人で、チームの成績向上に貢献する重要な存在である。
