阪神・藤川監督、野村克也氏の命日に恩師の教えを改めて誓う

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阪神タイガースの藤川球児監督(44)は、2020年2月11日に亡くなった元監督の野村克也さん(享年84)を偲び、彼から受け継いだ教えを今シーズンの選手たちに伝えていくことを誓った

この日は命日を迎え、藤川監督は野村氏の偉大さについて語り、特に「野球人である前に、社会人であれ」という人生訓が自身にどのような影響を与えたのかを振り返った

「ノムラの教え」を胸に

1999年にドラフト1位で阪神に入団した藤川監督にとって、当時の監督が野村克也氏であったことは非常に大きな意味を持つ

高校卒業直後の18歳だった彼は、野村氏から「社会人としてしっかりと生きる」ことが重要であると徹底的に教わった

この教えは、今でも藤川監督の心の中で生き続けている

春季キャンプでの姿勢教育

藤川監督は、春季キャンプの中で選手たちに「姿勢」の重要性を説いている

彼は、教えを言葉でなく姿勢で示すことが大切だと語り、選手たちが自然にそれを身につけられるような環境を築くことに力を注いでいる

この教えは、野村氏が提唱した「凡事徹底」に基づいており、当たり前のことをしっかりと決められた通りに実行する姿勢が求められている

こまやかな指導とコミュニケーション

キャンプ開始からの日々、藤川監督は選手たちの細かな動きを見守り、早出の特守の際には感情を込めながらの指導を行った

選手一人ひとりの成長を促すために各担当コーチと密に連絡を取り合い、時には直接アドバイスを送ることもある

彼の監督1年目で迎える春季キャンプは、まさに彼が野球に没頭する場であり、教えを受け継いだ次の世代へと伝えていく貴重な期間となっている

藤川監督が野村克也氏の教えを大切にし、選手たちにその姿勢を身につけさせようと努力していることが伝わるニュースです。彼自身が体験した教訓を次世代に生かそうとする姿勢は、選手との信頼関係を育む上でも非常に重要です。
キーワード解説

  • 凡事徹底とは?:日常の中で当たり前のことを徹底して行うことを指す言葉で、特に技術や基本を疎かにしない姿勢が求められます。
  • 姿勢とは?:スポーツにおいては、身体の使い方や立ち居振る舞いを含む、選手のパフォーマンスに直結する重要な要素です。
  • 社会人とは?:単に職業を持つだけでなく、社会で責任を持って行動する人を指し、高い倫理観や人間性が求められます。

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