この日はキャンプの第3クール2日目であり、特に投手と野手に対して直接的なアドバイスを行い、その成果が期待される
投球フォームの改善指導
まず、ブルペンでは赤星優志投手(25歳)に対して、投球フォームの改善が指示された阿部監督は「インステップに踏み込む姿勢にすること」をアドバイスし、その理由について「オープンな投げ方だと、オーソドックスな投手として打者から見やすい
投手が少しでも見えづらくした方が良いのではないか」と説明した
さらに、「シュート」と呼ばれる球種を持つ赤星選手には「右打者に対して怖さを感じさせないと抑えられない」と指摘した
若手野手への特訓
午後には浅野翔吾外野手(20歳)とドラフト3位の荒巻悠内野手(22歳)に対し、特訓を行った阿部監督が直接トスを上げた打撃練習では、まず重りを付けたバットでの練習を行い、その後は通常のバットでフルスイングを反復
特に低い姿勢をキープさせることで下半身に負荷をかけ、1時間以上に渡って厳しい練習が続けられた
若手選手への期待と評価
指揮官は若手選手への指導について「やっとキャンプが始まったかなって感じだよね今しかできないし、沖縄でもやらせるけど」と語り、期待を寄せた
また、浅野選手に対しては「振れるんだから、出し惜しみせず頑張って振ろう」と激励の言葉を送り、新人の荒巻選手には「日本一厳しい上武大を出ているだけあるな」と高く評価した
今回の阿部監督による厳しい指導は、若手選手の成長を促す重要な機会となっています。監督自身が体験を通じて選手に寄り添うことで、選手の能力を引き出すきっかけを提供していることが伺えます。春のキャンプは選手たちの基礎的な技術を磨くには絶好の時期であり、彼らがどのように成長していくのか期待が高まります。
キーワード解説
- 春季キャンプとは?春季キャンプは、プロ野球選手がシーズンに向けて行うトレーニングの場で、実践的な練習が重視される。
- インステップとは?インステップは、投手が投球時に登場する特定の足の動きで、より力強い投球が可能となる。
- シュートとは?シュートは、投手が投げる際に、ボールが右打者に向かって内側に曲がる変化球の一種で、打者にとっては非常に難しいボールとなる。
- トス打撃とは?トス打撃は、監督やコーチがボールをトス(軽く上げる)し、それを選手が打つ練習方法で、スイングのタイミングやフォームのチェックに使用される。