前広島カープ監督・佐々岡真司氏が女子硬式野球チーム「三次ブラックパールズ」のGMに就任

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広島県三次市を拠点に新たに発足する女子硬式野球クラブチーム「三次ブラックパールズ」のゼネラルマネジャー(GM)に、元広島東洋カープ監督の佐々岡真司さん(57)が就任することが発表された

2月12日、三次市役所で行われた記者会見で佐々岡さんが今後のチーム運営に向けた意気込みを語った

チーム名の由来と発足の経緯

チーム名「三次ブラックパールズ」は、三次市特産のブドウ「ピオーネ」に由来している

2024年の8月に選手募集を開始し、11月には近鉄や楽天でのプレー経験を持つ川口憲史さん(48)が監督に就任することが決まっている

現在、選手は6人が所属しており、三次市などの官民で構成される「三次スポーツコミッション」がチームの支援に取り組んでいる

佐々岡GMの抱負と地域への思い

20年から3年間、広島東洋カープの監督を務めた佐々岡さんは記者会見で、「愛され、応援されるチームになるよう一丸となって取り組みたい

地域の子供たちや若者たちに夢や希望を与える存在でありたい」と述べた

また、「野球を通じて広島の方々に恩返ししたい」という思いから、GM職を引き受けたと明かした

今後の期待と地域の支援

監督に就任予定の川口氏は、「佐々岡さんの存在により、チームの知名度が向上すると思う

三次から女子野球が全国へ広がることを期待している」とコメント

一方、福岡市長は「女子野球の裾野を広げ、多くの人に知ってもらえるチャンスだ」と語り、地域全体での支援が強調された

拠点球場の整備と女子野球の推進
チームの本拠地は「電光石火きんさいスタジアム三次」

三次市は2020年に全日本女子野球連盟から「女子野球タウン」に認定されたほか、2023年には女子野球ワールドカップの予選会場にも選ばれており、女子硬式野球の拠点としての役割が期待されている

この新たな女子硬式野球クラブの設立は、地域活性化の一環として大変意義深いものだ。佐々岡氏の経験と知名度が、三次市を女子野球の中心地へと押し上げる可能性があり、地域の子供たちに夢を与える役割が期待される。女子野球の認知度向上に、地域全体が取り組む姿勢は素晴らしい。
キーワード解説

  • ゼネラルマネジャーとは?:チーム運営全般を管理し、選手や監督との連携を図る役職。
  • 女子硬式野球とは?:女性がプレーする硬式野球で、より競技性が高く、国際大会も行われる。
  • 女子野球タウンとは?:女子野球の普及や育成を支援する地域を示す称号。

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