2月12日、三次市役所で行われた記者会見で佐々岡さんが今後のチーム運営に向けた意気込みを語った
チーム名の由来と発足の経緯
チーム名「三次ブラックパールズ」は、三次市特産のブドウ「ピオーネ」に由来している2024年の8月に選手募集を開始し、11月には近鉄や楽天でのプレー経験を持つ川口憲史さん(48)が監督に就任することが決まっている
現在、選手は6人が所属しており、三次市などの官民で構成される「三次スポーツコミッション」がチームの支援に取り組んでいる
佐々岡GMの抱負と地域への思い
20年から3年間、広島東洋カープの監督を務めた佐々岡さんは記者会見で、「愛され、応援されるチームになるよう一丸となって取り組みたい地域の子供たちや若者たちに夢や希望を与える存在でありたい」と述べた
また、「野球を通じて広島の方々に恩返ししたい」という思いから、GM職を引き受けたと明かした
今後の期待と地域の支援
監督に就任予定の川口氏は、「佐々岡さんの存在により、チームの知名度が向上すると思う三次から女子野球が全国へ広がることを期待している」とコメント
一方、福岡市長は「女子野球の裾野を広げ、多くの人に知ってもらえるチャンスだ」と語り、地域全体での支援が強調された
拠点球場の整備と女子野球の推進
チームの本拠地は「電光石火きんさいスタジアム三次」三次市は2020年に全日本女子野球連盟から「女子野球タウン」に認定されたほか、2023年には女子野球ワールドカップの予選会場にも選ばれており、女子硬式野球の拠点としての役割が期待されている
この新たな女子硬式野球クラブの設立は、地域活性化の一環として大変意義深いものだ。佐々岡氏の経験と知名度が、三次市を女子野球の中心地へと押し上げる可能性があり、地域の子供たちに夢を与える役割が期待される。女子野球の認知度向上に、地域全体が取り組む姿勢は素晴らしい。
キーワード解説
- ゼネラルマネジャーとは?:チーム運営全般を管理し、選手や監督との連携を図る役職。
- 女子硬式野球とは?:女性がプレーする硬式野球で、より競技性が高く、国際大会も行われる。
- 女子野球タウンとは?:女子野球の普及や育成を支援する地域を示す称号。

