ソフトバンク、カーター・スチュワート投手が左腹直筋を負傷し離脱

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福岡ソフトバンクホークスは、春季キャンプでの不運な出来事に見舞われた

開幕ローテーションに内定していたカーター・スチュワート投手(25)が、2月12日に左腹直筋を痛めたため、チームを離れざるを得なくなった

昨シーズンには自己最高となる9勝を挙げ、今季は「先発3本柱」としての大きな期待を寄せられていたが、開幕初戦までの間に復帰する可能性は不透明である

小久保裕紀監督(53)は、焦らずに完全な回復を最優先する方針を示した

このアクシデントは、宮崎で行われている春季キャンプの最中に起こった

開幕を前に期待されていたスチュワートが、この日に予定されていたブルペンでの投球を急遽キャンセルし、早々に帰福

その後、福岡県筑後市にあるファーム施設でのリハビリ組に移管された

監督は「無理して間に合わせるより、完全に治してシーズンを全うしてもらいたい」と語り、長期的な視点から選手の健康を重視した

スチュワートは昨季、自己最高の9勝(4敗)を記録し、チームのリーグ優勝にも貢献した

昨年11月には小久保監督から開幕投手の有原、モイネロと共に「先発3本柱」の一人に名を連ねていた

しかし、今後のシーズンに向けて、彼の離脱はチームにとって痛手となる

現在、ローテーションの一角を担っている大関、上沢のほか、これから候補を探し出す必要もあり、厳しい状況となる

指揮官は、先発投手を最大7人、最低6人は用意する方針をとり、候補の中には先発転向2年目の大津、11日のライブBPで好投した松本晴や前田純、ベテランの東浜選手などが挙げられている

彼らは、突然のチャンスを生かすべく、ローテーションの座を争う熾烈なサバイバルを繰り広げることになるだろう

チームは今春のキャンプ中、実戦を「調整」と位置づけているが、来たる26日から始まる球春みやざきベースボールゲームズでは、選手たちの結果と内容を「見させてもらいます」と倉野1軍投手チーフコーチは述べ、今後の展開に注目が集まる

スチュワートの離脱により、先発枠を巡る争いはますます激化することが予想される

カーター・スチュワート投手の離脱は、ソフトバンクにとって大きな痛手です。昨季の活躍を受け、今季は期待がかかる中での負傷ですから、チームの戦力や心理面にも影響が出るでしょう。新たな候補選手にとってはチャンスですが、チームの一体感を高める意味でも早期回復が望まれます。
キーワード解説

  • 左腹直筋とは?腹筋群の一部であり、腹部の前面を形成する筋肉です。主に体幹を支えたり、体を前に曲げる動作に関与します。
  • 春季キャンプとは?プロ野球チームがシーズン前に行う練習期間で、選手の調整や新戦力の見極めを目的に行われます。
  • ローテーションとは?特定のポジションに選手が定期的に出場する仕組みのことで、特に投手の場合、誰がいつ投げるかを決める重要な管理手法です。
  • ブルペンとは?投手が試合に向けて練習を行う場所で、通常、試合前に投球練習を行うための専用エリアです。

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