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阪神・湯浅京己、復帰へ向けたシート打撃登板を成功裏に終え、新たなステップを踏む

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2025年2月12日、沖縄・具志川で行われた阪神春季キャンプにおいて、湯浅京己投手(25)がシート打撃に登板した

国指定の難病「黄色靱帯骨化症」からの復帰を目指す湯浅投手は、約7カ月ぶりのマウンドで27球を投げ、オール直球でアツい投球を見せた

彼は「バッターとの対戦を通じて出力が上がり、体が大丈夫かという緊張感があったが、無事に終われてホッとした」とコメント

最初の打者には四球を与えたものの、以降は修正し、打者6人に対して安打性1本に抑えるなど、十分な手応えを感じた

シート打撃で見せた投球内容

この日のピッチングでは最速150キロを計測し、「真っすぐを投げる中でのファウルを取れるのは良い部分」と振り返った湯浅投手

今後の実戦に向けて「順調に来ている

ここから試合が入る中で、体と相談しながら進んでいきたい」と意気込みを語った

回復の経過と今後の展望

湯浅投手は、昨年の8月に黄色靱帯骨化切除術を受けた後、福島県内の病院を退院したことが球団によって発表された

今年に入って身体に強い違和感を感じる場面もありながら、確実にリハビリを進め、投球練習を再開した

しかし、年俸の契約交渉では1000万円減の3700万円でサインするなど、時折厳しい現実にも直面している

春季キャンプでは全体メニューに参加し、順調な回復を見せている

黄色靱帯骨化症とは?

黄色靱帯骨化症
脊髄の神経を保護する靱帯が骨に変わって神経を圧迫し、手足のしびれや痛みなどを引き起こす病気

40歳以上に多く発症し、過去には多くの選手が手術を受けた

過去の選手たち
球界では、越智大祐(元巨人)や大隣憲司(元ソフトバンク)も同様の手術を受けており、2014年には楽天の星野仙一監督もこの病気で一時休養を余儀なくされた

今回の湯浅京己投手のシート打撃登板は彼の復帰に向けた大きな一歩となりました。約7カ月ぶりのマウンドで、まずは安心したピッチングを見せたことは、今後の実戦でも期待が持てる結果に繋がるでしょう。それだけに彼の成績が気になりますし、ファンも彼が再び活躍する姿を楽しみにしているはずです。
キーワード解説

  • 湯浅京己とは? - 阪神タイガースの投手で、2022年の最優秀中継ぎ投手に輝いた選手。
  • シート打撃とは? - 野球の練習形式の一つで、ピッチャーがバッターと対戦することで実戦に近い状況を作る。
  • リハビリとは? - 怪我や手術からの回復を目的とした特別な訓練や治療。
  • 契約交渉とは? - プロスポーツ選手が今後の年俸や条件についてチームと話し合うこと。

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