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オリックス・椋木蓮、ライズカットを武器に先発ローテーション定着を狙う

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オリックス・椋木蓮投手(25)が、プロ野球の新シーズンに向けて新球「ライズカット」を駆使し、先発ローテーションへの定着を目指している

13日に行われた紅白戦では今キャンプ初めて先発登板を果たし、1番打者の中川に対して初球にライズカットを投げ込み、見事空振りを奪った

その後も2回を無失点に抑える好投を見せ、「すごい手応えがあった

(中川)圭太さんにも『キレがいい』と言ってもらい、自信になりました」とコメント

また、椋木は先発投手としての勝負を見据え、昨秋のキャンプから持ち球であるカットボールを改良し、「スライダーのようでスピードが遅かった」と思い返しつつ、よりキレのある球に仕上げることに成功した

カットボールとは、通常のストレートよりも少しずれた軌道で投げるボールで、打者が捉えにくい特徴を持つ

ライズカットはその中でも特に上方向に浮き上がるような特性を持ち、打者がバットの芯を外し、凡打に終わることが多い

椋木は「先発をする中で球数は重要

初球でパッと打ち取れるような球を目指したい」とさらなる精度向上に意欲を見せている

2021年のドラフト1位で入団した椋木選手は、同年に右肘の内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で、プロキャリアではまだ3勝にとどまっている

しかし、近年同年代の選手が活躍する中で、焦燥感を抱く日々を送り、今季の目標を10勝に設定した

「下であれば曽谷選手や同級生の古田島選手が活躍している

負けたくない」と強く決意を表明した

岸田監督は、椋木の球威とリハビリを経ての成長を高く評価し、「リハビリの2年間はすごく辛かったと思うが、準備の全てが今に出ているんじゃないかな」とコメントした

オリックスの先発投手陣の一角として、大いに期待される椋木選手は、今シーズンに向けて確かな一歩を踏み出しつつある

椋木 蓮プロフィール

生年月日2000年1月22日
出身地山口・山陽小野田市
投法右投右打
身長・体重179センチ・86キロ
経歴高川学園→東北福祉大→オリックス(2021年ドラフト1位)
通算成績14試合で3勝2敗、防御率2.93
年俸1200万円
椋木選手は新たな球種「ライズカット」を武器に、先発ローテーションに定着しようと奮闘しています。彼のリハビリ期間の辛さを乗り越えての挑戦は、多くのファンに希望を与えるものです。今後の彼の成長に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ライズカットとは? ライズカットは、通常のカットボールが横に曲がるのに対し、上方向に浮き上がる特性を持つボールで、打者がボールに合わせるのが難しくなります。
  • トミー・ジョン手術とは? トミー・ジョン手術は、肘の障害を治療するための手術で、投手に多く行われる手術の一つです。この手術を受けた選手は、リハビリを経て再び競技に復帰します。

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