この日は、井上が昨季8勝を挙げた左腕として注目を集め、さまざまな球種を試す機会となった
好投を見せた井上の多彩な球種
井上投手は、フリー打撃でツーシームやカットボールといった多彩な球種を披露し、全体的に良い手応えを感じていたこの「ツーシーム」とは、縫い目の形状によってボールが進む軌道が変わり、バッターにとっては打ちにくい球種の一つである
また、「カットボール」は、通常のストレートよりもわずかに横に曲がるため、打者のタイミングを狂わせる効果がある
井上は、この2つの球種を使いこなすことでさらに効果的な投球を目指している
監督の期待
フリー打撃を視察していた阿部監督は、「2人とも、いい出来なんじゃないかなローテに入る自覚もしっかり持っていると思う」とコメントし、若手投手たちへの期待を表明した
開幕ローテーションとは、シーズンの初めに先発投手として起用される選手陣のことを指し、チームにとって重要な役割を果たす
今回のフリー打撃では、若手投手の山崎と井上が共に好印象を残しました。特に井上は昨シーズンの実績を活かし、自信を持って新たな球種にも挑戦しています。監督の期待も大きく、ローテーション入りが近いと考えられます。選手たちの成長が、今後のシーズンへどのように影響するのか注目です。
キーワード解説
- ツーシームとは?:ツーシームは、その名の通り2つのシームがあることから名前が付けられています。ボールが投げられるとき、縫い目にかかる力によって進行方向がわずかに変わり、バッターにとっては難しい球になります。
- カットボールとは?:カットボールはストレートの握りと似ているが、わずかに横に曲がる球種です。バッターが捉えにくく、打球が内野に誘導されることが多いです。
- ローテーションとは?:ローテーションは、先発投手を順番に起用することを指します。通常、5人の投手がローテーションを組むことが一般的で、チームのパフォーマンスに直結します。