東京の都内ホテルでの会見には、チームの井端弘和監督（49）が出席し、巨人から選出された吉川尚輝内野手（30）や岸田行倫捕手（28）の起用について詳細に語りました
井端監督は吉川選手の26年WBC（ワールドベースボールクラシック）代表入りに関し、「十分に入ってこられる選手」と評価しています
この言葉からは、吉川選手が持つ実力と期待が伺えます
全28選手の中で、初めて選ばれた選手が20人という若いチームが形成されている中で、特に注目される存在となっています
また、12球団の中で唯一、楽天からの選手が選ばれなかった事実も注目に値します
吉川選手は、侍ジャパンのユニフォームを着用することに対し、「野球をやっている以上、そういう（代表の）ユニホームを着てプレーすることは目標だった」と述べ、胸を高鳴らせています
昨季は巨人の不動の二塁手として活躍し、広範囲な守備でチームを何度も救い、打撃でも打率2割8分7厘、5本塁打、46打点という好成績を収めました
これにより、二塁手部門で初のベストナインとゴールデン・グラブ賞を獲得する快挙も成し遂げています
さらに、昨年11月のプレミア12では侍ジャパンに選ばれていたものの、左肋骨の負傷により辞退を余儀なくされていました
しかし、現在は負傷が癒え、再び監督の期待が寄せられています
来年にはWBCが開催されることもあり、今回のオランダ戦やシーズンのパフォーマンスによっては、二塁手のレギュラー候補として挙げられる可能性があります
それでも、吉川選手自身は「まずは本当にシーズンで結果を出さないといけないと思っている
しっかりやっていきたいです」と冷静に自己評価をしています
今年の春季キャンプでは、バットを徹底的に振り込み、順調な調整が進んでいるとのこと
今後の強化試合やシーズンでの活躍を経て、夢の舞台へとつなげていく決意を持っています
吉川選手が侍ジャパンに選出されたことは、彼のこれまでの努力の証と言えるでしょう。監督からの高評価や昨シーズンの活躍が彼を代表の一員としての位置づけを強固にしています。また、若い選手が多い中での経験者としての影響力も期待されます。
キーワード解説
- WBCとは？ 野球の世界大会で、各国の代表チームが競い合うイベントです。
- 二塁手とは？ 野球で、二塁を守るポジションの選手を指します。
- ベストナインとは？ 各ポジションで最も優れた選手を表彰する制度です。
- ゴールデン・グラブ賞とは？ 守備の優れた選手に贈られる賞です。
- 春季キャンプとは？ 野球シーズン開始前に行われる練習期間のことです。
