今回は、元プロ野球選手で現在はNHK解説者の武田一浩氏に、昭和や平成のプロ野球キャンプの様子や、その変遷について伺った
武田氏は1988年に日本ハムに入団し、当時の過酷な練習環境について振り返る
「毎日腹筋2000回、200球、終わらない坂道ダッシュ」
武田氏によれば、彼がプロ入りした1988年のキャンプは非常に厳しいものであったアップの時間が長く、練習後も走り続け、アイシングが欠かせなかったという
春季キャンプは故障を避けるための基礎作りである一方、秋季キャンプは「壊れてもいい」とされるほど厳しいトレーニングが行われていた
特に、腹筋2000回や毎日200球投げることが求められ、坂道ダッシュもタイムトライアルの形で実施されていた
これらの苦行を経て、武田氏は次のシーズンに活躍する基礎を築いたと語る
「センさん(星野仙一)なんか、僕のことはシカトです」
さらに、武田氏はプロ2年目に先発ローテーションに定着した経験をもとに、当時のオープン戦での多投についても言及した今では考えられないほどの多くのイニングを投げていた彼だが、近年はトレーニング方法が変化し、必ずしも多く投げる必要はないと認識している
特に、ウエイトトレーニングが重視される中で、投手それぞれに合った調整方法が必要であることを強調した
また、星野仙一氏との関係についても触れ、自身が中日に移籍した後のキャンプでのプレッシャーを語った
星野氏は選手に信頼を寄せ、「勝手にやっとれ」と一歩引いた姿勢で接してくれていたとのこと
これにより、選手たちは自主性を持ちながらも安心してキャンプに臨めていたと述べた
武田一浩氏のインタビューから昭和・平成のプロ野球キャンプの過酷さがよくわかります。選手たちは厳しいトレーニングを通じて身体を作り、次のシーズンに向けて準備を整えています。時代の変化と共にトレーニング方法も進化していることは興味深い点です。
ネットの反応
昭和のプロ野球キャンプに関するコメントは、多くの人が当時の厳しい練習や個性的な監督について語っています
例えば、麻雀を好む土橋監督の下でコーチが追っかけてミーティングを行っていたエピソードが、ユーモアを交えながら紹介されています
また、今の阪神の久保田コーチに関するコメントでは、ドラフト4位入団の彼が春キャンプで毎日200球以上投げたことが語られ、選手たちのハードな練習内容がハイライトされています
さらに、昭和の練習スタイルは監督やコーチの精神論に基づいているとの意見や、大部分が厳しい肉体的負荷を伴うものであったといった指摘もあります
例えば、練習が終わることなく続く坂道ダッシュや腹筋2000回といった極端な内容が語られ、選手たちの苦労が理解されます
また、過去の名選手についてもコメントが寄せられ、特に武田選手に関する記憶や、彼が入団時に受けた厳しいトレーニングについて言及されています
一方で、練習時間が長くても技術の向上や選手たちの意識が変わったことが語られ、現代の練習方法との違いにも触れられています
まとめると、コメントは昭和のプロ野球の厳しい練習環境や選手、コーチの個性、また練習スタイルの時代に関する考察が多く、当時の選手たちの奮闘の様子が垣間見える内容となっています
ネットコメントを一部抜粋
土橋さんが日ハムの監督時代、麻雀が好きで
今の阪神の久保田コーチも、ドラ4で入団した一年目の春キャンプで、毎日200球以上投げてましたね。
昭和の野球練習は大半が監督の気分次第とコーチの精神論でやっていたからね。
武田さんが入団した当時の日ハムのアップが1時間もあったそうですが、
有酸素系の練習ばかりだからヒョロヒョロしかいなかったんだろう
キーワード解説
- プロ野球とは? 日本のプロスポーツの一つで、複数のチームが競い合い、シーズンごとに勝者を決めるリーグ制の競技。
- 春季キャンプとは? プロ野球のシーズン前に行われる練習合宿で、選手たちが身体を作り上げる重要な期間。
- 秋季キャンプとは? シーズン後に行われる休養と再調整を目的とした練習で、一部の選手は非常に厳しいトレーニングを強いられる。
- 腹筋とは? 腹部の筋肉を鍛えるエクササイズで、特に体幹の強化に効果的で、アスリートにとって欠かせないトレーニング項目。
- ウエイトトレーニングとは? 筋肉を強化するための運動方法で、重りを使って行うトレーニング。最近の投手はこれを取り入れることが多い。