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阪神タイガースの吉田義男監督が功績を残した1985年の日本一を振り返る

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 阪神タイガースの吉田義男監督が2025年2月3日に脳梗塞で他界した

享年91

彼は1985年に球団初の日本一を達成し、現役時代には華麗かつ堅実な守備で「今牛若丸」の異名を持ち、監督としてもタイガースを引っ張った名指導者だった

吉田監督の采配やパフォーマンスを振り返り、彼の偉業を称えたい

リリーフエース・福間納vs巨人・原辰徳

 阪神をリーグ優勝に導いた1985年には、印象深い名采配が数多く存在した

その中でも特に名高いのが、5月19日の巨人戦での出来事である

阪神は3連勝中で、延長10回、時間切れ引き分けが迫る場面で、リリーフエースの福間納が巨人の4番・原辰徳に左越えの2ランホームランを被弾し、1対3で敗れた

 その翌日の巨人戦、阪神は代打・佐野仙好の満塁弾と真弓明信の2ランで6対5と逆転した直後、7回に再びマウンドに上がった福間は再度原と対戦することになった

この場面で吉田監督はマウンドに足を運び、「勝負するのか?」と尋ねた

福間が「させてください」と答えると、原を右飛に打ち取ることに成功した

前日の雪辱を果たしたこの結果は、福間の自信と信頼を深めた

 西武との日本シリーズでの采配も評価された

阪神が2勝1敗で迎えた第4戦では、福間が西岡良洋に決勝の2ランを浴びて負け投手となったが、翌第5戦ではリリーフとして入った福間が西岡を遊ゴロ併殺打に打ち取り、チームの日本一に王手をかける3勝目をもたらした

「監督は僕に任せてくれた」という福間の言葉が、吉田監督の信じる力を物語っている

 吉田監督の采配は「鉄は熱いうちに打て」という格言に象徴されるように、チャンスを逃さないものだった

彼の指導によって阪神タイガースは1985年の栄光を手にした

吉田義男監督の采配は、選手の心理を深く理解した上で行われたものであり、選手に信頼を寄せることで自信を持たせることができました。その結果、1985年の日本一につながる名勝負が生まれたことは、彼の指導者としての素晴らしい側面を示しています。
ネットの反応

野球界に多大な影響を与えた元阪神監督の吉田義男さんが逝去したことに、多くのファンが彼の存在を懐かしむコメントを寄せました

吉田さんはグリーンウェル騒動での独特な采配や名言を通じて、ファンから親しまれていました

例えば、グリーンウェル騒動では、彼がキャンプに現れず、病院から「歩けない状態」との報道があった際、大騒動に発展したことが語られています

反応としては、吉田監督の発言「これは神のお告げだ」が特に印象に残っているとの声も多く、彼のユーモラスな姿勢が記憶されています

さらに、吉田さんの名采配が生んだ江夏放出の影響や、球団の土台作りについてもファンからの言及がありました

吉田監督が試合中に見せた熱意や審判に抗議するときの行動についても、ファンはその記憶をシェアし、彼の情熱的な姿を称賛していました

また、岡田監督の再登板に吉田さんが関わっていたことに対する感謝の声も多く見受けられました

彼の英語力や情熱も話題になり、「清原が阪神に傾いた時の吉田さんの熱意が凄かった」というコメントもありました

全体を通じて、吉田さんが残した影響や名場面が多くのファンによって再度語られ、彼の功績が改めて評価されていることが印象的です

ネットコメントを一部抜粋

  • グリーンウェル騒動の大騒動は今でも語り草です。
  • 吉田監督の名言「これは神のお告げだ」が印象的でした。
  • 彼のユーモアと熱意には心を打たれました。
  • 岡田監督再登板の功労者の一人として、吉田さんの影響は大きいです。
  • 清原が阪神に傾いていた時、吉田さんの熱烈な交渉が印象に残っています。
キーワード解説

  • 脳梗塞とは?脳の血管が詰まり、脳への血流が阻害されてしまう病気です。これにより脳細胞が損傷を受け、身体の機能が障害される可能性があります。
  • 采配とは?監督やコーチが試合中に行う戦略や選手の起用についての指示を指します。采配が試合の流れや結果に大きな影響を及ぼします。
  • リリーフエースとは?試合の途中で登板する投手の中でも特に信頼されている選手を指します。試合の勝敗を左右する重要な役割を担っています。
  • 鉄は熱いうちに打てとは?チャンスがある時に行動することが成功につながるということを意味する言葉です。即断即決の重要性を表しています。

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