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巨人ドラフト3位荒巻悠、韓国サムスンとの練習試合でプロ初安打達成

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<練習試合:巨人4-3韓国サムスン>◇16日◇沖縄・那覇 プロ野球界で新たな才能が光りを放った

巨人のドラフト3位、荒巻悠内野手(22=上武大)が、韓国サムスンとの練習試合でスタメン出場し、攻守にわたって目覚ましい活躍を見せた

存在感を示した荒巻選手

試合は、追い風の影響もあり荒巻選手の活躍を後押しした

3回の第2打席において、カウントが2-2の場面で外角高めの変化球を捉え、左中間への二塁打を放った

この瞬間が、彼にとって待望の“プロ初安打”となった

荒巻選手は「たぶん風のおかげ」と笑いながらも、逆方向へ打つ能力が持ち味であることを強調し、「初安打をこのような場で出せたのは自信になります」と述べた

冷静なプレー選択

11日の紅白戦では4打数無安打という結果に悔しさを滲ませていた荒巻選手

しかし、今回の試合では結果を求めるあまり焦ることはなく、「打ちたいという気持ちを抑えて、チームにとって何が必要かを冷静に考えることができた」と自己分析を行った

特に2四球を選んだことが評価され、広島のスコアラーもその選球眼を称賛した

守備における貢献

打席だけでなく、荒巻選手は二つのポジション、一塁と三塁での守備でも目立った

5回には三塁線への打球を横っ飛びでキャッチし、「宮崎でのキャンプでずっと守備練習をしてきた成果が出た」と語った

地元への感謝の気持ち
荒巻選手は福岡・久留米市出身で、自身のグラブには「調子に乗るな」という意味を持つ方言「にやがんな」と刺しゅうを施している

常に謙虚さを保ちながらも、勢いに乗って成長していく姿勢を忘れない

この試合で荒巻選手は攻守ともに存在感を示し、今後のプロ野球キャリアにおいて大きなステップを踏んだと言える。初安打の喜びとともに、冷静な判断力が光ったことは、彼の未来に明るい兆しをもたらしている。このような若手選手の活躍は、チームの士気を高めるだけでなく、ファンの期待感をも引き上げることに繋がるだろう。
キーワード解説

  • ドラフト:プロスポーツ選手が高校や大学での成績を元に、チームから指名される制度。
  • 安打:野球において打者がボールを打ち、出塁すること。ヒットとも呼ばれる。
  • 選球眼:打者が投手の投げるボールを見極める能力のこと。特にボールとストライクを判断する力。
  • 守備:野球における守る側のプレイのこと。相手チームの攻撃を防ぐ役割がある。

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