この試合では、1点リードの9回に登板し、1回を無失点、さらに2つの三振を奪う見事な投球を見せた
工藤は、先日の練習試合・広島戦で最速158キロをマークし、その存在感を強く印象づけていた
この日は最速154キロを計測したが、フォークボールが際立った投球内容だった
特に、先頭打者の平田選手に対しては、142キロの直球とフォークボールを駆使し、空振りを奪うなど、その奪三振能力の高さを証明した
登板前、工藤は金村投手コーチから「1点差で出番が来る」と言われていたことを思い出し、実際に緊迫した場面での登板となった
彼は、「燃える感じがあった」と語り、試合に臨んだ
工藤は、今後の展望について「いつか“工藤しかいないな”と思わせる存在になるために、経験と実績を積んでいきたい」と意気込みを語った
この日、ブルペンには、同じ独立リーグ出身の先輩右腕・石井投手もおり、彼から技術を学びながらさらなる成長を目指している
連続してアピールに成功した工藤は、引き続き支配下昇格を目指しており「次は完璧なピッチングをしたい」と意欲を示した
育成ドラフトで獲得された投手によるセーブは、阪神では2019年の島本投手以来となり、工藤は球団の育成出身右腕として初のセーブを記録する快挙を達成した
阪神期待の若手投手、工藤泰成が練習試合で初セーブを達成したことで、今後の育成やチームへの貢献が期待される。彼の成長が楽しみな状況だ。
キーワード解説
- 育成ドラフトとは?
- 奪三振とは?
- セーブとは?