キャンプ初日からの紅白戦では、代打としてセンターフライを打ち上げ、その弾道の高さが注目された
また、ブルペンでは伸びのある速球を投げ込み、プロ野球界での“ポスト大谷翔平”としての将来に期待が寄せられている
柴田選手の投手としての評価が高まったきっかけの一つは、昨夏の福岡大会3回戦での博多工業との対戦だ
この試合では、5回を無安打で抑える素晴らしい投球を披露し、スカウトたちの目を釘付けにした
彼の投球フォームは躍動感があり、150キロ近い速球を投げ込む姿には多くのファンが魅了された
しかし、決勝戦での不調も影を落とした
この試合では、140キロ前半の速球を捉えられ、2.1回を投げて6安打1失点という結果となってしまった
ですが、その後の練習で調子を取り戻し、ドラフト1位指名を勝ち取ったことが評価された
柴田選手は、昨年9月の取材で披露した速球が博多工戦と類似していることからも、投手としての成長を感じさせる
春季キャンプに入ってからも、高い回転数を誇る速球を投げ込み、ファームでのデビューも間近に迫っているようだ
打撃面でも彼は注目を集めている
昨夏の福岡大会準々決勝では、高めのストレートをしっかりと捉え、北九州市民球場で豪快な本塁打を記録した
プロ入り後は体格もがっしりとしてきており、それがスイングに強さを与えている
しかしながら、打者としての完成度は投手に比べるとまだ低いのが現状だ
豪快なフルスイングを見せる一方で、ミスショットや距離感の不一致が目立つ
ボールを呼び込む感覚やコースによるスイングの使い分けができるようになれば、さらに長打が増える可能性がある
現在の実力は投手に軍配が上がっているが、柴田選手の二刀流挑戦は多くのファンをワクワクさせている
1年目には二軍で投手として10試合から15試合程度登板し、野手としても30試合、50打席ほどの出場が予想されている
その中で評価を得ることで、2年目には一軍での経験を積み、3、4年目にはさらなる飛躍が期待される
理想としてはローテーションに入り、20試合前後の先発出場で100イニング以上を投げて、10勝前後を挙げるような活躍が望まれる
柴田選手には大谷翔平選手のようなスケールの大きい活躍が期待され、北海道の野球ファンを沸かせる存在になることが望まれる
彼のさらなる成長を楽しみにしている
柴田獅子投手プロフィール
- 名前:柴田獅子(しばた・れお)
- 投打:右投げ左打ち
- 身長:187センチ
- 体重:87キロ
- 出身地:福岡県飯塚市
- 出身校:庄内中学校 フレッシュ・飯塚レパーズ
- 高校通算本塁打:19本
キーワード解説
- 二刀流とは?
- プロ野球とは?
- ブルペンとは?
- スパイクとは?

