今年のキャンプを前に、中日ドラゴンズの新入団選手たちは、チームの練習拠点である「昇竜館」に入寮し、プロ野球選手としての生活を新たに始めました
この入寮初日では、過去のドラゴンズ主力選手たちの初々しい姿が振り返られました
主力選手が入寮時に持参したもの
今シーズンからメジャーリーグのナショナルズに移籍が決まった小笠原慎之介選手は、2016年に18歳で昇竜館に入寮しました彼は当時、ドラフト2位指名を受けた佐藤優選手と一緒に、寮のベランダでカメラに収まる姿がありました
小笠原選手の部屋には、「挑戦」と刺繍されたグローブや、ロサンゼルスドジャースとセントルイス・カージナルスの帽子が飾られており、彼の挑戦する意思がこもっています
また、2010年ドラフト1位の大野雄大選手は、オランダで行われた国際大会のウイニングボールを持参しており、嬉しい思い出として心に残っています
2018年のドラフト1位、根尾昂選手は、体幹を鍛えるバランスボールや空気清浄機を持ち込んで、充実した準備をしていました
寮長は「父」…堂上兄弟の特異な立場
堂上剛裕選手は、2003年に昇竜館で初めての挨拶を行いましたが、彼の寮長である堂上照さんは実の父親です堂上照さんは、現役時代、ドラゴンズで通算35勝を挙げたピッチャーでした
この家族の縁は特異で、剛裕選手は父親に倣い、礼儀正しく生活する道を選びました
さらに、その3年後には、剛裕選手の弟、堂上直倫選手も堂上家からドラゴンズに加入し、前例に倣いながらも自らの道を見つけています
中日ドラゴンズの昇竜館は、新入団選手にとって重要なスタート地点です。選手たちがどのような準備をしているのか、その個性や工夫が伺えるエピソードが多く、非常に興味深いです。家族の絆が選手生活にどう影響するのかも注目されるポイントです。
キーワード解説
- 昇竜館とは? - 中日ドラゴンズの練習拠点であり、新入団選手が生活する寮のことです。ここで選手たちはプロ生活をスタートさせます。
- メジャーリーグとは? - 野球の最高峰とされる北米のプロリーグで、日本のプロ野球とは異なるプレースタイルやルールがあります。
- ドラフトとは? - プロ野球チームが高校生や大学生の選手を選ぶ制度で、これにより新しい才能がプロの舞台に登場します。