巨人・田中将大、移籍後初登板で無安打無失点の好投

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◇オープン戦 巨人1―2ロッテ(2025年2月24日 那覇)巨人の田中将大投手(36)が、ロッテとのオープン戦に先発し、移籍後初の実戦登板を果たしました

田中は1イニングを投げ、無安打無失点の内容で新天地での再起を印象づける上々のスタートを切りました

この試合での直球の最速は145キロに達し、キャンプから意識している「縦振り」のフォーム改良の成果が早くも表れました

試合が始まると、暖かな陽光が会場を包み、ファンの拍手が響く中で田中がマウンドに立ちました

新フォームの「縦振り」を駆使し、1回を無安打無失点に抑えたことに、田中は「ホッとした」と笑顔を見せました

初球は144キロ、続く直球はキャンプ最速の145キロを記録

初打者の高部を出塁させたものの、次のソトにはスプリットを投じて予定通りの遊ゴロ併殺を奪いました

続く山本も3球で仕留め、打者との対戦から得られる新たな感覚を噛み締めました

田中は「感覚的に使い方や意識が変わっている」とし、新フォームへの順応を確認しました

また、リリースポイントも昨季に比べて高くなり、フォームにおける変化が感じられました

このフォームの改善は、キャンプ初日から久保巡回投手コーチと共に取り組んできた成果です

田中は、体の動きを縦回転に近づけるために様々なドリルを反復練習してきました

完全な形には至っていないものの、実戦でその成果を示すことができたのは大きな前進です

次回は中5日で3月2日のヤクルトとのオープン戦を予定しており、このまま順調に調整を続ければ、開幕3戦目の同月30日のヤクルト戦に向けたチャンスも生まれそうです

田中は「(若手選手に)負けずに自分も勢いを持っていきたい」と意気込みを語りました

登場曲には、昨季は一度しか流せなかったももいろクローバーZの「Burn your Beat」を選び、復活を目指す強い意志を表現しました

田中の完全復活に向けての第一歩は、明るい未来を感じさせるものでした

田中将大選手の移籍後初登板は、無安打無失点という結果でファンを喜ばせました。縦振りの新フォームは、今後の試合でも期待できる成果を見せる可能性があります。彼が若手選手たちと競争し、復活を遂げる姿に多くのファンが期待を寄せていることでしょう。
キーワード解説

  • オープン戦とは?:プロ野球のシーズン前に行われる試合で、選手のコンディションやチーム力を試す重要な場です。
  • 縦振りとは?:ピッチングフォームの一つで、ボールの回転を縦にすることによって、直球の角度を増し、打者を打ち取ることを目的とした技術です。
  • リリースポイントとは?:ボールを投げる瞬間の選手の手の位置を指し、この位置が変わることで球の回転や伸びが影響を受けます。

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