ヤクルト・浜田太貴が練習試合で本塁打を記録、成長を見せる

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(練習試合、ヤクルト6-8楽天、24日、沖縄・浦添)ヤクルト・浜田太貴外野手(24)が、楽天との練習試合で内角球を引っ張り、左翼ポール際に運ぶ〝今季1号〟をマークした

浜田が本塁打を打ったのは、これまでのキャリアにおいてはなかったコースであり、「古田さんに内角の打ち方を教えてもらって、それができた」と振り返った

成長のための取り組み

昨季は10試合に出場しながらも本塁打を打てなかった浜田は、特に左投手に対して苦手意識を抱いていた

昨シーズンの左投手相手の成績は13打数無安打、5三振と振るわず、その課題を克服するために一念発起した

今季のキャンプでは、元ヤクルト監督の古田敦也氏(59)にアドバイスを求め、内角球への対策に取り組んだ

内角打ちの極意

古田氏は球界屈指の頭脳派捕手であり、内角打ちで通算2097安打を記録した打者でもある

彼が浜田に伝授したコツは「大振りをしないで、強く左肘を抜くこと」だった

このアドバイスを受けて、浜田は見事なバットさばきで厳しい内角直球を打ち返し、突き放すような一発を放った

新たな装備と今後の展望

浜田は今季から使用するバットの長さを33.5インチ(約85センチ)から34インチ(約86センチ)に変更し、重さも860グラムから920グラムにした

この変更について「軽いのだと振りすぎるので、重いので軽く振る感じで」と説明し、特有のフルスイングでアピールした

監督の期待と外野手争い

高津監督は浜田の力強い打撃について「ああやって一振りで1点取れる

彼の長打力を改めて感じた」と高く評価した

外野手で定位置を確保しているのは昨季打率・315を記録した左翼手のサンタナのみであり、浜田は「もう打つしかない」と意気込みを見せている

背番号51の浜田は、熾烈な外野手争いにおいて、その進化した打撃で定位置をもぎ取ることができるか注目される

ヤクルト・浜田太貴選手の成長を感じさせる今回の練習試合での本塁打は、彼の努力と工夫が実を結んだ成果といえる。特に元監督の古田氏からのアドバイスを受けて内角球への対応を磨いたことは、今後の試合での成績にも大きく影響するだろう。外野手としての定位置確保を目指す浜田選手には、さらなる活躍が期待される。
キーワード解説

  • 本塁打とは?ホームベースを一周して得点することを指し、バッターが本塁打を打つと、打撃側のチームに1点が加算されることを意味します。
  • 内角球とは?投手が投げるボールのうち、バッター(打者)の身体に近いゾーンに投げられる球のことを指します。内角の打ち方は熟練した技術が必要です。
  • フルスイングとは?バッターがボールを打つ際、力強く振り抜くスイングを指し、ホームランを狙う際に多く使用されます。
  • 左投手とは?左利きでボールを投げる投手のことを指します。右打者の多くにとって左投手は特に打ちにくい相手となることがあります。

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