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菅野智之、新たな舞台でのオープン戦初登板を無失点で終える

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◇26日(日本時間27日) 大リーグ・オープン戦 パイレーツ7―3オリオールズ(米フロリダ州ブラデントン)

巨人からメジャーリーグのボルティモア・オリオールズに移籍した菅野智之投手(35)は、オープン戦においてパイレーツ戦に先発しました

年俸1300万ドル(約19億4000万円)で1年契約を結んだ菅野は、メジャー初登板を果たし、2イニングを投げ、2安打無失点で、1四球を許しましたが奪三振はありませんでした

地元紙ボルティモア・サンなどの報道によると、菅野の初登板は合格点以上の出来であり、彼の投球内容は大リーグ公式データシステム・スタットキャストによって詳細に分析されました

菅野は意図的に全6球種を使用し、スプリットを7球、直球とカットボールを各6球、カーブを5球、シンカーを3球、スイーパーを1球投げ分けました

球を受けた捕手のゲーリー・サンチェスは、「今日は異なる球種を投げることにフォーカスした

彼には『好きな球のサインを出してくれ』と言われ、自分も同じことを伝えた

うまく球種を交ぜられたし、彼もそれらをきっちり投げ込んだ

スプリットも良かった」と振り返りました

特筆すべきは、彼のストライク率が61%に達した点です

大リーグではストライクとボールの比率について、理想的には2対1前後が求められています

菅野は28球中17球をストライクとし、高い投球精度を示しました

また、球速に関しては最速93マイル(約149・6キロ)、直球の平均は92・1マイル(約148・2キロ)、最も遅い球はカーブの74・2マイル(約119・4キロ)を測定するなど、緩急をうまく使ったベテランらしい投球を披露しました

菅野智之投手のメジャー初登板では、彼が使用した多様な球種が印象的でした。特にスプリットやカーブは、相手バッターに対して良い効果をもたらし、初戦としては十分な結果と言えるでしょう。これからのシーズンが楽しみです。
キーワード解説

  • オープン戦とは? メジャーリーグにおける春季の調整試合のことを指します。選手たちは実戦の中でコンディションを整える重要な期間です。
  • スプリットとは? 投球の一種で、ボールが手元で急激に落ちる変化球です。主に打者を翻弄するために使われます。
  • カーブとは? 球が弧を描いて曲がる変化球です。投球の中で非常に重要な役割を果たします。
  • ストライク率とは? 投球数に対してストライクが何%あったかを示す指標です。高いストライク率は投手の安定性を表します。

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