昨季は優勝したソフトバンクに対して、43ゲーム差をつけられてリーグ最下位となったが、26日間にわたるキャンプを経て、赤堀元之監督(54)は「どの選手でも戦える」と手応えを示している
選手たちは投手、打撃、守備の各面でチーム力を高めたと感じており、新シーズンの巻き返しを狙う
キャンプの成果と選手の成長
キャンプの締めくくりには、主将の高橋駿選手が一本締めを行い、選手たちの結束を強めたオープン戦を4試合行い、赤堀監督は「本当に順調に進んできた
選手が以前よりも変わって見える」と充実感を示した
昨季は120試合で28勝84敗8分け、勝率は25%と低迷していたが、今季は選手の成長を強く感じている
打撃力の向上
打撃力においてもチームは進歩を遂げているオープン戦の4試合で35安打、打率は27.3%を記録し、昨季のシーズン打率22.7%を上回った
赤堀監督は期待される野手5人の名を挙げ、新加入選手や2年目の選手の成長に注目している
新戦力と選手の成長
新たに加入した選手として、松田憲之朗内野手(西武出身)、張賢真内野手(韓国名門ソウル高校出身)、鈴木将平外野手(前西武)などが挙げられ、特に松田選手は遊撃と三塁を守れる柔軟性で評価されているまた、昨季から成長を見せる深草駿哉捕手も注目されている
投手陣の安定
投手力も昨季と比べて安定感が増しているオープン戦では17人の投手が起用され、指揮官は特に佐藤宏樹選手(前ソフトバンク)と大石航選手(藤枝明誠高出)の活躍を評価
昨年はチーム事情から先発6枚を揃えるのが難しかったが、今年は選手が多く、柔軟にメンバーを入れ替えられる喜びがある
守備とコミュニケーション
内外野ともに激しい競争が繰り広げられ、松田選手は複数ポジションをこなせる点でチームに貢献しているまた、チームの結束力も向上しており、19名の選手が加わった新年度では、主将・高橋選手が「コミュニケーションが取れるようになった」と語るように、チームの雰囲気も良好である
入団2年目・西川僚祐選手の奮闘
新たに注目の選手として、西川僚祐内野手(22)が挙げられる彼はオープン戦において、初戦から連続して4番・一塁として先発し、10打数5安打で打率50%を記録した
今季は昨年の7本塁打を超える「2桁ホームラン」を目指しており、その意気込みは十分である
新シーズンに向けてのチーム作りが進むくふうハヤテは、選手たちの成長を感じつつ、昨季の悔しさを乗り越えようとしているようです。特に、新加入選手や若手選手が期待されているのが印象的で、これからのオープン戦や本番に向けた仕上がりが非常に楽しみです。
キーワード解説
- 春季キャンプとは?:プロ野球チームが開幕前に行うトレーニング期間のことで、選手の技術向上やチーム力の強化を目的としています。
- オープン戦とは?:シーズン前のテストマッチで、実際の試合形式で選手のコンディションを確認する場です。
- 監督とは?:チームの戦略を立て、選手の起用などを決定する、プロ野球チームの指導者を指します。
- 打率とは?:選手の打撃成績を示す数値で、安打数を試合での打席数で割ったものです。一般的に高い数値が良い成績を示します。
- 投手とは?:野球において、ボールを投げる立場の選手のことを指し、大きな役割を担います。