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青柳晃洋、オープン戦デビューで苦い結果 – フィリーズの新戦力が初登板

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フィラデルフィア・フィリーズの青柳晃洋投手(31)が、現地時間2月28日にレッドソックスとのオープン戦でリリーフ登板を果たしました

青柳の登板は期待されましたが、結果は制球を乱し、1失点という苦い結果となりました

青柳は2点ビハインドの4回表に登板

先頭打者のソガードに中越えの二塁打を打たれ、続く8番打者トンプソンにも中前打で連打を喫しました

この時点で無死満塁となり、青柳はプレッシャーをかけられる場面を迎えました

その後、9番打者イートンに対してはストレートの四球を出し、無死満塁となります

1番打者のアンソニーに対する場面でも制球が安定せず、押し出し四球を与えてしまい、そこで1点を失ってしまいました

しかし、その後の対戦相手である2番打者キャンベルには、この日の最速記録となる90.6マイル(約145キロ)を投げ込み、内角のシンカーで空振り三振を奪いました

続く3番打者メイヤーもチェンジアップで空振り三振に仕留め、一時は立ち直りを見せたものの、青柳はイニング途中で降板となりました

青柳投手はこの日の登板で、2/3回に打者6人相手に29球を投げ、2被安打、2四球、2奪三振、そして1失点という内容でした

これにより、新天地でのデビュー戦は厳しいものとなりました

青柳は2015年のドラフトで阪神に5位指名されて以来、NPBで9シーズンを過ごし、通算61勝を記録しました

2021年と2022年には2年連続で最多勝に輝くなど、日本プロ野球界での実績は豊富です

今年オフにはポスティングシステムを利用し、マイナー契約でフィリーズに加入

現在は招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、開幕ロースター入りを果たすべく努力しています

青柳投手のオープン戦デビューは、多くの期待が寄せられる中での難しい結果でした。特に制球の不安定さが目立ち、先頭からの連打でピンチを招く場面が続きましたが、最速記録をマークした部分に明るい材料も見られました。NPB時代の実績から鑑みて、今後の対応に期待したいところです。
キーワード解説

  • リリーフ登板とは?:試合中に先発投手の後に登板する投手のことを指し、試合の流れを変える役割を担います。
  • 押し出し四球とは?:投球がストライクにならないために四球となり、ランナーがホームベースに進んで得点することを指します。
  • シンカーとは?:速球に似た球速の変化球で、バッターから見て内側に曲がる特性があります。
  • チェンジアップとは?:速球と変わらない投球フォームから投げられる、速度が遅い変化球で、バッターのタイミングを外す目的で使われます。

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