彼は、TBS系「バース・デイ」に出演し、自身のメジャーリーグ挑戦への思いを明らかにした
菅野は、2012年にドラフト1位で巨人に入団
入団初年からリーグ優勝に貢献し、特に2017年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として、アメリカ戦で好投を見せたことが記憶に新しい
彼は、「2017年のWBCでメジャー挑戦の目標が明確になった」と語る
しかし、エースとしての道を歩む一方で、2020年には「メジャーに挑戦したい」との思いを持ちながらも、コロナウイルスによる世界的なパンデミックが影を落とした
無観客試合や球団の財政難、移籍交渉の難航に直面した菅野は、「本当にタイミングが悪かった」と告白した
彼曰く、「家でソファに座っていて何の感情もないのに急に涙が流れることもあった」と、その心の葛藤を明かした
また、「メジャーリーグを見たくなくなった」とも振り返り、自分自身が本来の場所でプレーできない苦しさを吐露した
菅野の話は、スポーツ選手にとってのメンタルヘルスの重要性や、環境によってキャリアがどのように左右されるかを考えさせるものであった
菅野はついに2025年にオリオールズでのプレーを始め、無失点デビューを果たしたが、彼の挑戦の道は決して平坦ではなかった
菅野智之選手が抱えたメジャー挑戦の苦悩は、多くのアスリートが共感できる経験ではないかと思います。特に、心の健康が影響する点や環境の変化が選手に与えるストレスについては、もっと理解が必要です。彼のような選手が自らの気持ちを話すことで、他の選手やファンにも大切なメッセージが届くと感じます。
キーワード解説
- FA(フリーエージェント)とは? スポーツ選手が契約満了後に新しいチームと自由に契約できる制度のこと。
- WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは? 国別に行われるプロ野球の世界大会のこと。
- メジャーリーグ(MLB)とは? アメリカのプロ野球リーグで、世界中の選手が憧れる舞台。
- パンデミックとは? 世界中に広がる感染症など、非常事態を引き起こす現象のこと。