江川卓氏が語る消化試合の苦い思い出 - 巨人VS阪神爆笑トークバトル2025の舞台で

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巨人OBの江川卓氏(69)が、2025年3月1日に都内で行われた「巨人VS阪神爆笑トークバトル2025」に登壇し、過去の消化試合にまつわるエピソードを披露しました

消化試合とは、シーズンの順位がほぼ確定しているため、勝利にこだわらない試合のことを指し、選手やファンにとっては特に気持ちを高めることが難しいゲームです

江川氏は、晩年を迎えた1990年代のシーズン最終戦を振り返り、当時の心境を詳しく語りました

この日は、ビジターの広島戦であり、チームの士気も低く、観客数も少なかったことから、「消化試合」という気持ちが大きかったと言います

江川は投手コーチであった元巨人監督の堀内恒夫氏(77)に、「消化試合だから東京に残ります

若手に投げさせてあげてください」と直訴しましたが、堀内氏は「ばかやろう!お前が先発に決まってるんだ投げろ!」と返答

このように、彼にはすでに最終戦での先発出場が決まっていたのです

江川氏は、その心境について「消化試合なので球団の査定スタッフも来ないし」と当時の心情を吐露

会場は笑いに包まれました

最終戦では、「ミスター赤ヘル」として知られる山本浩二氏(78)と対戦

江川氏によれば、山本選手の真剣な姿勢に圧倒され、「消化試合なのに、すごくやる気がみなぎっている」と返答しました

江川氏はその後、山本選手の打席に対して外角を中心に攻めましたが、右打者である彼の鋭い打球をうまく避けられず、右脇腹に直撃

痛みを抱えながらも、その翌日はゴルフの予定があったため、そのままプレーを続けることにしたと言います

消化試合を通じての経験や、意外な形での選手同士の闘志を感じた江川氏は、過去の苦い思い出をユーモラスに語り、場内は爆笑の渦に包まれました

江川卓氏が消化試合について語る姿は、プロとしての自覚や選手同士の競争心を強く感じさせました。特に、消化試合でも真剣にプレーし、勝利を目指す選手の姿勢は、野球の魅力を再認識させるものでした。江川氏のユーモアも相まって、観客を楽しませる場面が多く、私たちもその熱気を共有できたことが素晴らしいと思いました。
ネットの反応

江川卓氏が消化試合にまつわる苦い思い出を振り返る中、ファンたちは彼の話に共感しつつ、多くのコメントを寄せました

その中では、消化試合に対する否定的な意見や、試合の意義についての考察が目立ちました

「監督になれない理由」と語る観点から、名監督である長嶋茂雄氏がいかにファンを大切にしていたかを引き合いに出し、江川氏の考え方との違いを指摘する声も見られました

また、かつての優勝チーム決定後の試合が無意味だった時代を懐かしむコメントもありました

これに対し、クライマックスシリーズ(CS)の導入によって真剣勝負の試合が増えたと評価する意見もあり、消化試合を無くすためにCSが役立つという考え方が紹介されました

さらに、江川氏が1984年の試合で受けた腹部の怪我に関する記憶を共有し、その試合が江川氏にとってどのような意味を持っていたかが語られました

多くのファンがこの試合の詳細を覚えており、江川氏が優勝に向けて懸命に戦っていたことに感銘を受けている様子も伝わります

また、江川氏を「エンターテイナー」として称賛するコメントもあり、彼のキャラクターや人間性がファンとの距離を縮めていることが伺えます

このように、ネット上のコメントからは江川氏に対する深い愛情や、野球に対する熱い気持ちが感じられる結果となりました

ネットコメントを一部抜粋

  • こういう考え方なのを球団が把握しているから監督になれんのだろうな。
  • かつては優勝チームが決まると、事実上その後の試合は全く無意味でしたからね。
  • 消化試合は投手と打者では感情が違うし、打者は打率はともかく本塁打・打点は伸びるかもしれない。
  • 江川さんはエンターテイナーです。
  • この試合の翌年が阪神日本一で江川さんが現役時代の中で一番苦しかった年だったと思います。
キーワード解説

  • 消化試合とは?試合の結果がシーズンの順位に影響を与えないため、選手たちは気持ちを高めることが難しい試合を指します。
  • 投手コーチとは?野球チームで投手の育成や戦術を指導する役割を担うコーチのことです。
  • 最終戦とは?シーズンの最後の試合を指し、その年の成果を決定する大切な試合です。

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