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ヤクルト、小川と山野の好投で開幕に向けた好印象を残す

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◆オープン戦 巨人1―4ヤクルト(2日・東京ドーム) 東京ドームで行われたオープン戦において、東京ヤクルトスワローズが読売ジャイアンツに4対1で勝利を収めた

この試合は、開幕ローテーションの候補として期待されている投手、小川と山野の活躍が際立った

小川のピッチングスタイルの進化

先発投手としてマウンドに上がった小川は、初回に吉川の適時二塁打で失点を喫するも、その後は安定した投球を見せた

特に、2回目と3回目のイニングは3人ずつで抑え、ベテランの意地を見せた

昨季はわずか2勝にとどまったため、今シーズンに向けてフォームの改造や新たな球種であるシンカーの習得に取り組んできた

小川は「真っすぐでファウルやカウントを取れたのがよかった」と語り、完全復活に向けた手応えを感じていることを明らかにした

山野の成長と期待

また、4番手として登板した山野も光を放った

彼は6回、無死一、二塁のピンチに直面するも、見事に打者を抑え、合計4回で3安打無失点という成績を残した

これにより、今季の実戦試合では9イニングを投げてわずか1四球という制球力を見せ、昨季の不安を払拭しつつある

山野は「自分のやりたいことがピンチの場面でも出せた」と自信を見せている

高津監督のプラン

チームとしては、昨シーズンの2年連続5位からの巻き返しを図るべく、投手陣の立て直しを進めている高津監督は、特に小川に対して「スピードよりも制球力で抑えていく方が、今の彼には合っているかも」とコメント

さらに、「山野は四球がなければ、あれくらいの投球はできる」と、二人の成長に目を細めていた

ヤクルトの小川と山野がオープン戦で素晴らしいピッチングを展開し、チームの開幕に向けた期待が高まる内容だった。特に、両選手が課題を克服し、自信を持ってプレーする姿は、シーズンに向けた好材料となるだろう。
キーワード解説

  • 開幕ローテーションとは?プロ野球において、シーズン開幕時にリーグ戦に参加するための先発投手陣を指す。
  • シンカーとは?ボールが下方向に沈むように投げられる変化球の一種で、バッターが打ちにくい特性を持つ。
  • 制球力とは?投手がボールを正確に投げる能力を指し、四球を減らすことで試合を有利に進める要素となる。

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