昨年、抑えに転向して初のシーズンにおいてセーブ王に輝いた彼だが、与えられた成績に満足することはなく、高い目標を設定している
則本選手は「40セーブを目指したい
チームが勝つために自分の力を出し切りたい」とし、その目標は過去にオリックス・平野佳寿選手のみが成し遂げた偉業である
しかし、彼の進む道は順風満帆とはいかない
則本選手は昨年の10月に右足首の手術を受け、春季キャンプでは二軍スタートを強いられたものの、2月15日には一軍に合流した
合流初日にはブルペンで直球35球を投げ込むなど、早々に調整を進めた
彼は「真っすぐだけでもしっかりと投げておこうかな」と、冷静さを保ちながら自らの調整を進めている
今季も三木肇監督はクローザーを固定する方針を示しているが、則本選手は中継ぎ陣の藤平尚真選手や鈴木翔天選手との競争に勝たなければならない
「中継ぎはたくさん、いいピッチャーがいる
その中でしっかりと監督から、9回は則本と言ってもらえるように」と彼は意気込みを語っている
また、則本選手は二軍キャンプでの準備を怠らず、さまざまな投手の研究に取り組んでいる
若手選手に変化球の握りを教えることもあり、学び続ける姿勢はますます強固になっている
彼は「23年オフに抑えをやると伝えたときから、現役生活が終わるまで後ろで投げたいという覚悟で引き受けた」と語り、今年もセーブ王のタイトル獲得を目指す
則本昂大選手が2024年シーズンに対する意気込みを新たにし、40セーブの目標を掲げていることは非常に注目に値する。自身の成績に満足せず、不断の努力を続ける姿勢はチームの士気向上にも寄与し、若い選手たちへの良いお手本となるだろう。
キーワード解説
- セーブとは? 試合の終盤に登場し、勝利を守る役割を持つ投手がセーブを挙げることができる。セーブ数が多いほど、その投手の信頼性が高いとされる。
- クローザーとは? 試合の最後に登場する終盤のリリーフピッチャーで、特に試合を締めくくる重要な役割を果たす。
- ブルペンとは? 試合中に交代投手が投げる場所で、リリーフピッチャーが試合自体に登場する前に調整するためのエリア。