昨季パ・リーグ2冠王の山川穂高内野手(33)が今季初実戦に「ゼロ」の状態で登場し、改良を重ねた打撃スタイルの構築に取り掛かっている
彼の今季の目標は50本塁打であり、18年に記録した自己最多の47本を超える挑戦が始まった
今季のアプローチ
山川選手は「バットとボールがどのように当たるのかを試しながら、徐々にスタイルを確立していきたい」と語るキャンプ中は「S組」としての調整を行っており、初日は午前7時半から約10時間の練習をこなすなど、まさに“練習の虫”である
打撃スタイルの試行錯誤
彼はプロ入り12年の中で、「何年型」として打撃スタイルを固定したことはないと述べたこれまでに、バットの持ち方を変えることでホームラン王に輝いた経験もある
「バットを寝かせた時も立てた時もそれぞれのスタイルがあった」と振り返り、シーズン中にリアルタイムでスタイルを確立してきたという
昨季の成績と今季の目標
昨季は143試合に出場し、本塁打と打点でタイトルを獲得したが、30試合本塁打なしの時期もあった今季は新たに背番号が25から5に変わり、すでに「50本」を目標に据えている
「通算300本塁打まで48本
大台も見えてきた」と前向きに意気込みを語った
今後の展望
最初の紅白戦にも出場しておらず、「ウズウズしている」と心情を吐露した山川選手が、今後の実戦を通じてどのように打撃の型を固めていくのか注目が集まる今季のオープン戦に向けて、山川選手が「ゼロ」の状態から新たな打撃スタイルを構築しようとしているポイントが印象的です。彼の試行錯誤や意欲は、ファンにとっても楽しみです。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球において、打球がフェンスを越えて飛ぶことを指し、打者に得点をもたらす重要なプレーです。
- 打撃スタイルとは?:バッターがボールを打つために取る姿勢やスイングの形を指し、選手によってさまざまなスタイルがあります。
- オープン戦とは?:シーズン前の練習試合で、チームが本番に向けた調整を行う機会です。