大阪・舞洲の室内練習場で行われた練習には、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本VSオランダ」という大舞台を控えた佐藤選手が参加した
初戦はクリーンアップでの起用が濃厚だ
今回は3度目の代表選出となるが、プロ入り後の国際舞台ではこれまで本塁打を打っておらず、井端弘和監督(49)は長打力を備えた選手を望んでいる中、佐藤選手のド派手な一発に期待が高まる
悪天候の中、佐藤選手は神妙な顔でユニホームを身にまとい、報道陣に対して「長打が自分の持ち味なので、しっかり出せるように頑張りたい」と意気込みを表した
国際舞台では、これまでの試合で33打数5安打、打率1割5分2厘と苦戦しており、本塁打を打つことで「侍初アーチ」を実現し、代表へのアピールを狙う
井端監督は会見で、WBC本大会において長打力が不可欠であることを強調した
「準決勝や決勝ではホームランによる得点がほとんどなので、長打力を持つ選手が一人でも多く出てくれれば嬉しい」と語る
今回、長打力を持つ細川、万波、水谷選手らが揃っており、佐藤選手にも期待がかかる
室内練習場で行われた前日練習では、限られたメニューの中で他球団選手とコミュニケーションを大切にし、「いろんな選手の動きを見て勉強している」と意識を高めている
打撃練習中には日本ハムの万波選手とミートポイントについて意見交換するなど、さらなる成長を目指している
2月からのキャンプから調子を維持し、実戦では17打数7安打、打率4割1分2厘、2本塁打を記録しており、絶好のタイミングで代表戦に臨む
26年WBC出場へ向け、まずは地元関西で存在感を示したいと意気込んでいる
佐藤輝明選手がWBCの初戦に臨む中で、長打力に期待が寄せられている。これまで国際舞台で結果を残せていないものの、今回の代表選出を機に、その持ち味を生かせるか注目だ。野球界全体で彼の成長が期待されている。
キーワード解説
- 侍ジャパンとは?日本の野球代表チームで、大きな国際大会に出場する際に選ばれる。
- WBCとは?ワールド・ベースボール・クラシックの略称で、野球の国際大会。
- 長打力とは?打者がボールを強く打って、遠くに飛ばす能力のこと。
- クリーンアップとは?野球において、最も打撃が期待される打順のこと。