この特別な回は、聞き手の宮部和裕アナウンサーと安藤渚七の軽妙なやり取りで進行されました
当時の思い出 – 天井は星空
川上氏は1997年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団名古屋市西区の昇竜館に住んでいた時のエピソードを披露しました
彼は部屋の天井に星を貼り付けて、「最初は部屋の天井に星を貼りましたね」と語ります
この星のシールは、暗いところで光るものだそうで、聞き手の安藤氏も「可愛すぎる!」と興味を示しました
隣人との不思議な響き
川上氏の隣の部屋には、ドラフト2位で入団した森章剛選手が住んでいました森選手は、アイルランド出身のミュージシャン・エンヤの楽曲を大音量でかけていたため、川上氏はその音楽を微かに感じ、自身の部屋をその音楽に合った雰囲気にすべく改装します
「うるさい音楽ではないし、またそれが自分の部屋からじゃなくて、どこからともなく聞こえてくるのがいい」と述べています
CD購入から見える熱意
川上氏は、エンヤの音楽が好きになり、翌年には車の中で聴くためにそのCDを購入しましたこのことからも、彼の若き日の音楽への振り返りの深さをうかがえます
しかし、彼はさすがに自家用車の天井には星を貼らなかったそうです
川上氏はその後、部屋を移動しましたが、その際には天井の星はそのままにされていたとのことです
ペット禁止の寮生活
また、川上氏は寮生活インタビューの中で、「ネコを飼っていましたね」と告白寮はペット禁止ルールがあるため、これには「時効」という一言が付随しました
彼は、ある日寮の近くで弱っていたネコを見つけ、病院に連れ行ったといいます
「このままでは死ぬよ」と獣医に言われたことで、彼は迷いながらもそのネコを部屋に置くことにしました
結果的に、そのネコは半年近く川上氏と生活を共にしたと言います
このエピソードからは、川上氏の心優しい一面と、若き日の苦労や楽しみが垣間見えました
彼の語りかける新しい一面は、ファンにとっても貴重な体験だったと言えるでしょう
川上憲伸氏の入団当時のエピソードは、ファンにとって彼をより身近に感じさせるものです。星の貼られた天井や、同居していた選手との関係性は、電化製品に囲まれた現代とは異なり、より人間的で温かいものでした。彼のエンヤへの愛着や、ネコとの心温まるエピソードは、直に体験を語ることで、野球選手としての一面だけでなく、心優しい人間性が浮かび上がります。
キーワード解説
- ドラフトとは? - プロ野球選手を選ぶための会議で、各球団が学生や社会人選手を指名して獲得する制度です。
- ヒーリング効果とは? - 音楽や自然の音などによって心がリラックスし、癒される効果を指します。
- ペット禁止とは? - 特定の場所や施設で動物を飼うことが禁止されている規約やルールのことです。

