川上憲伸氏、入団当時の思い出を語る – 特殊な寮生活の裏側

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2月26日、中日ドラゴンズのOBである野球解説者の川上憲伸氏がCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、入団当時の選手寮でのユニークな思い出を語りました

この特別な回は、聞き手の宮部和裕アナウンサーと安藤渚七の軽妙なやり取りで進行されました

当時の思い出 – 天井は星空

川上氏は1997年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団

名古屋市西区の昇竜館に住んでいた時のエピソードを披露しました

彼は部屋の天井に星を貼り付けて、「最初は部屋の天井に星を貼りましたね」と語ります

この星のシールは、暗いところで光るものだそうで、聞き手の安藤氏も「可愛すぎる!」と興味を示しました

隣人との不思議な響き

川上氏の隣の部屋には、ドラフト2位で入団した森章剛選手が住んでいました

森選手は、アイルランド出身のミュージシャン・エンヤの楽曲を大音量でかけていたため、川上氏はその音楽を微かに感じ、自身の部屋をその音楽に合った雰囲気にすべく改装します

「うるさい音楽ではないし、またそれが自分の部屋からじゃなくて、どこからともなく聞こえてくるのがいい」と述べています

CD購入から見える熱意

川上氏は、エンヤの音楽が好きになり、翌年には車の中で聴くためにそのCDを購入しました

このことからも、彼の若き日の音楽への振り返りの深さをうかがえます

しかし、彼はさすがに自家用車の天井には星を貼らなかったそうです

川上氏はその後、部屋を移動しましたが、その際には天井の星はそのままにされていたとのことです

ペット禁止の寮生活

また、川上氏は寮生活インタビューの中で、「ネコを飼っていましたね」と告白

寮はペット禁止ルールがあるため、これには「時効」という一言が付随しました

彼は、ある日寮の近くで弱っていたネコを見つけ、病院に連れ行ったといいます

「このままでは死ぬよ」と獣医に言われたことで、彼は迷いながらもそのネコを部屋に置くことにしました

結果的に、そのネコは半年近く川上氏と生活を共にしたと言います

このエピソードからは、川上氏の心優しい一面と、若き日の苦労や楽しみが垣間見えました

彼の語りかける新しい一面は、ファンにとっても貴重な体験だったと言えるでしょう

川上憲伸氏の入団当時のエピソードは、ファンにとって彼をより身近に感じさせるものです。星の貼られた天井や、同居していた選手との関係性は、電化製品に囲まれた現代とは異なり、より人間的で温かいものでした。彼のエンヤへの愛着や、ネコとの心温まるエピソードは、直に体験を語ることで、野球選手としての一面だけでなく、心優しい人間性が浮かび上がります。
キーワード解説

  • ドラフトとは? - プロ野球選手を選ぶための会議で、各球団が学生や社会人選手を指名して獲得する制度です。
  • ヒーリング効果とは? - 音楽や自然の音などによって心がリラックスし、癒される効果を指します。
  • ペット禁止とは? - 特定の場所や施設で動物を飼うことが禁止されている規約やルールのことです。

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