投手陣の立て直しが急務となる中、チームの期待を背負うのは、昨季の成績が3勝2敗だった奥川恭伸(23)選手である
キャンプ中には、下半身のコンディション不良を理由に登板を回避する一幕もあったが、その後実戦復帰を果たした
奥川選手は、「肉離れじゃなくて良かった」という言葉を残し、首脳陣を安心させている
高津臣吾監督(56)は「今年こそ奥川にはやってもらわないと困る」と、奥川選手に対する期待を口にした
彼は2021年、9勝を挙げ日本一に貢献しており、石井投手コーチも「2021年と同じくらいいい状態」と明言
奥川選手のケガが懸念される中、今後の活躍が望まれる
先発陣には、昨季3勝を挙げた大卒5年目の左腕・山野選手も注目される
従来の大きな曲がりのあるボールに加え、足元に落ちる新たなスライダーを習得中で、打者が直球のタイミングで空振りをするなど、良い手応えを得ている
これは球のキレが良い証拠だ
抑え候補には昨季11セーブを挙げた小沢選手や、23年に33セーブを記録した田口選手、さらには新助っ人のバウマン選手などが名を連ねるが、決め手が不足している状況だ
また、昨季の防御率が7.27と振るわなかった選手会長・清水選手の復活がカギを握る
一方、野手陣も不安を抱えている
首脳陣や球団関係者からは、大黒柱である山田選手の送球や打撃のパフォーマンスが急激に落ちていることへの懸念が寄せられている
特に二塁手の後継者探しが急務とされており、有力候補の赤羽選手がレギュラーの座を奪取できるかどうかが注目される
来季のメジャー挑戦が認められ、最終シーズンとなる4番・村上選手は、「状態はいい」とコメントしている
杉村打撃コーチによれば、3年目の沢井選手が「ポスト村上」として期待される存在となっている
ヤクルトOBとしてこのチームを応援する者としては、全体的に選手層が薄く、昨季5位からの浮上は容易ではないと感じる
(秦真司/野球解説者)ヤクルトスワローズの今シーズンの展望が示されています。投手陣の再建と若手選手の台頭が求められており、特に奥川選手の健康状態と成績向上がチームの成績を左右するでしょう。また、ベテラン選手のパフォーマンス低下も懸念されており、次世代の選手育成が重要になります。
ネットの反応
ヤクルトの野手陣に対する不安の声が上がる一方で、奥川恭伸選手の復活への期待がコメントの中で多く見られました
特に、2021年のスタメンを振り返ると、高齢化が進んでおり、長年同じメンバーで戦ってきたために若手選手が台頭しないと困るといった意見がありました
また、奥川選手については、怪我が多く心配されているものの、怪我さえなければ先発ローテーションで活躍できるのではないかという期待も寄せられています
その他にも、新たに取り入れられた選手や若手選手にも関心が高く、特に赤羽選手の活躍や成長に注目されているようです
「怪我が治り、調子が良くなればチームの浮上が期待できる」との声もあり、選手間の競争意識も高まっています
また、中村選手の状況も気にするファンが多く、彼が復帰することでチームの戦力が強化されると期待されています
さらに、今シーズンは新体制での戦いを望む声もあり、監督の続投に対する不安もあるようです
しかし、奥川選手と新星左腕の活躍に期待する声がある中で、若手選手の成長やチーム全体の士気を高めていくことが求められています
全体として、ヤクルトファンの中には前向きな期待と同時に不安の声が入り混じっている、多様な意見が見受けられました
ネットコメントを一部抜粋
今年を逃さないで茂木に負けず、レギュラーを取ってほしい。
奥川はホント怪我さえなければ・・・だけど。
奥川もそろそろ危ないよな。成果が出さないと。
山野は今のところかなり調子が良い。
ここ数年の悔しさを晴らす大活躍でヤクルトを引っ張れ頑張れ奥川。
キーワード解説
- 防御率とは?:ある投手がどれだけ失点を抑えられたかを示す指標で、値が低いほど良い成績とされます。
- 抑えとは?:試合の終盤に登板し、リードを守る役割を持つ投手のことを指します。
- セットアッパーとは?:抑え投手が登板する前に、重要な局面でリリーフ登板する投手のことです。