5日のオリックスとのオープン戦において、岸は今季2度目の実戦登板を果たし、4回54球で3安打2失点2奪三振というゲームメークの内容を見せた
試合序盤の初回に岸は、オリックスの先頭打者・福田に四球を許し、森、宗による連打で先制点を献上
「一番最悪な点の取られ方となってしまった」と苦しんだが、その後のディアスで三ゴロ併殺を奪うなど、大崩れは避けた
岸は、初回の失点も踏まえ「試合を重ねることで改善できる部分もある」という前向きな姿勢を示した
続くイニングでは、2回にわずか9球で3人を退け、3回も3人を簡単に封じるなど、安定したピッチングを披露
4回にはオリバレスの中犠飛で1点を失ったが、最終的には西川を習得中のシンカーで打ち取ってマウンドを降りた
この日の登板では、50球から60球が目安だったが、次回の登板ではさらに球数を増やす予定
岸は「試合勘を取り戻すことや、コントロールの精度、狙ったところに投げられるかという点が今後のテーマ」と語り、冷静かつ着実に仕上げていくことを強調した
岸投手の調整ぶりは目を見張るものがあります。特に、初回の失点を引きずることなく、すぐに立て直した点はベテランの強みと言えるでしょう。今後の登板に期待がかかります。
キーワード解説
- オープン戦とは?野球におけるオープン戦は、シーズン前の調整を目的とした試合であり、各選手のコンディションやチームの戦力確認が行われる。
- ゲームメークとは?ピッチャーが試合をうまく進めていくことを指し、相手の得点を抑えつつ、味方の打撃に良い流れを作ることが求められる。
- スリークオーターとは?ピッチャーが腕を肩よりも低い位置から振り下ろす投球スタイルで、ボールに角度と変化を与える技術。