種市篤暉、オランダ戦で圧巻のパフォーマンス 侍ジャパンの未来を射程に

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◇野球日本代表「侍ジャパン」―オランダ代表(6日・京セラドーム大阪) 日本代表のユニホームを着る機会が多い種市篤暉選手

彼は先発マウンドでの期待がかかるが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)における右腕枠は非常に競争が激しい

今回の試合では、ロッテに所属する速球派の右腕が2回を完璧に抑え、6人の打者を三者凡退に封じ込めるという精彩を放った

種市選手は、150キロ台半ばの速球と140キロ前後のフォークボールを巧みに使い分け、相手打者に対するプレッシャーをかけた

直球で打者を内角に差し込み、フォークボールでバッターを捉えるという見事な投球を披露

中でも、155キロの速球で相手のバットを根元から砕く瞬間もあり、本人も「今日は真っすぐも変化球も非常に良かった」と、その出来栄えに満足感を示した

青森県の八戸工大一高から2017年にドラフト6位で入団した種市選手

プロ入り以来9年目を迎え、2020年には肘の靱帯再建手術、通称トミー・ジョン手術を受けるなど、順調とは言えない道のりもあった

しかし、昨シーズンには遂に規定投球回に到達し、その才能がようやく開花しつつある

侍ジャパンの首脳陣は、「左の投手が不足している」と課題を挙げており、右腕は米大リーグで活躍する投手も多く選ばれているため、種市選手にはさらなるアピールが求められる

彼は、「3年連続でジャパンのユニホームを着ているので、来年も着られるように頑張りたい」と、強い意志を持っている

井端弘和監督は、「彼らにはレギュラーシーズンを通じてレベルアップしてほしい」と期待を寄せており、その先にはWBCという憧れの舞台が待っている

種市選手の今後の活躍が、侍ジャパンにとっても大きな希望となることが期待される

種市篤暉選手の活躍は、オランダ戦だけでなく、今後のWBCに向けた重要なステップです。彼の成長とそれに伴うチーム全体のレベルアップが、侍ジャパンの未来に繋がるものと感じました。これからのシーズン、彼の投球に期待が高まります。
キーワード解説

  • WBCとは? ワールド・ベースボール・クラシックの略称で、世界各国の野球代表が集結して行う国際大会のことです。
  • トミー・ジョン手術とは? 野球選手に多い肘の靱帯を修復する手術のことで、選手生命を救うために行われます。
  • 速球派とは? 投げる球が速い投手のことで、打者に対する優位性を持つことが特徴です。

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