この試合で先発した福島蓮投手(21)は、4回を投げて1安打無失点、さらに4奪三振という素晴らしいパフォーマンスを披露しました
福島投手は、最速149キロの速球とフォークボールを駆使し、先発ローテーション入りを強くアピールしました
試合の中で福島は、4度も首を振り、待ちに待ったサインに3度もうなずく姿が見られました
3回の2死満塁のピンチでは、西武のネビン選手に対し、フルカウントから全力のストレートを投げ込み、148キロの球はファウルになりましたが、続く149キロの直球で見逃し三振に仕留めました
「今年はギアを入れて、みたいな感じを見せたいと思っていたので、いい結果です」と試合後に喜びを語りました
福島は「球速はもう少し出したい」と謙虚に振り返りつつも、質が良かったことを強調しました
彼が記録した12のアウトのうち、4つは奪三振であり、フライアウトも6つを数えました
フォークボールも効果的でしたが、「曲がり球が去年からの課題
次回登板で調整したい」と次に向けた課題も明確にしています
開幕に向けて、日本ハムの先発ローテーションには金村、伊藤に加え、加藤貴や山崎も確実に入りそうです
この中で、残りの枠を北山やバーヘイゲンと争う厳しいポジション争いにおいて、福島は際立ったパフォーマンスを見せています
新庄監督も「今までで一番良かったんじゃないですか
テンポも良いし、クイックも」と称賛の声を上げており、結果を出し続け、その1枠を奪いに行く姿勢が伺えます
試合のもう一つの注目は、清宮幸保選手の活躍でした
3回に与座投手の直球を捉え、オープン戦1号となる右越えのソロホームランを放ちました
「完璧です」と振り返った清宮選手は、前日の西武戦では4打数無安打だったものの、映像を見返して意識を修正し、本来の放物線を取り戻したようです
福島選手の圧巻のピッチングや清宮選手のホームランが目立ち、オープン戦でのパフォーマンスが開幕ロースター争いに大きな影響を与えるのではないかと感じます。今後の試合でも彼らの成長に期待がかかります。
キーワード解説
- オープン戦とは?プロ野球シーズン前に行われる非公式の試合です。選手やチームの準備状況を確認する重要な場面となります。
- 奪三振とは?投手が打者を三振に打ち取ることを指します。これは投手の実力を示す重要な指標の一つです。
- 先発ローテーションとは?チームの先発投手が試合ごとに投げる順序を決めたもの。交代制を使ってチーム全体の負担を軽減する役割も果たします。