これに先立ち、7日午前9時より大阪市で組み合わせ抽選会が行われた
大会には、昨年の明治神宮大会を制した横浜(神奈川県)、春連覇を狙う健大高崎(群馬県)、近畿大会を制した東洋大姫路(兵庫県)の3校、通称『3強』が名を連ねている
これらのチームは優勝争いを繰り広げることが予想される
特に強力な戦力を誇るのが、横浜だ
秋の神宮大会制覇の余勢を駆り、公式戦15連勝という驚異の記録を持つ横浜は、左腕の奥村頼人(3年)が9試合で0.26という防御率を記録しており、さらには150キロを超える速球を投げる織田翔希(2年)も存在する
両選手の継投による守備は、『無双の継投』と称されるように、相手打線を圧倒するのに十分だ
対抗馬として期待される健大高崎は、プロ注目の右腕・石垣元気(3年)がチームを引っ張る
強化された体力とともに、彼はド迫力の速球で観客を魅了する
昨春の大会で活躍した左腕・佐藤龍月(3年)はケガで欠場するが、急成長中の下重賢慎(3年)が2番手として支える
打線も活発で、4割打者が多く並び、関東大会では横浜に敗れた借りを返す意気込みだ
さらに、西の有力校、東洋大姫路も見逃せない
エースの阪下漣(3年)は147キロの直球を武器に、2種類のスライダーやチェンジアップを駆使する技巧派
打線には長距離砲が揃い、機動力も備えている
特に、履正社(大阪)を率いた名将・岡田龍生監督が初めて指揮を執ることも注目されている
また、山梨学院や青森山田等の強豪チームも虎視眈々と上位進出を狙っている
山梨学院はエース菰田陽生(2年)を筆頭に、193センチの長身から146キロの速球を放つ投手や打撃力に定評があり、青森山田は昨夏の4強入りを果たしており、今大会でも初優勝を狙う
いずれのチームもそれぞれの実力を持ち、全国の舞台での戦いに挑む
果たして、紫紺の優勝旗を手にするのはどの学校か、その行方が期待される
第97回選抜高校野球大会では、特に横浜、健大高崎、東洋大姫路の3校が注目されています。それぞれ独自の強みを持ち、高校野球の愛好者たちがどのチームに応援を送るのか非常に楽しみです。この3校がどのような戦いを繰り広げるのか、目が離せない大会になるでしょう。
ネットの反応
コメントの内容では、横浜と健大高崎という2校が「一強」として挙げられていますが、その一方で他の有力校も名前が挙がり、春の大会が非常に面白くなりそうだという意見が多いです
特に、健大高崎の投手石垣選手の活躍が期待されており、彼がプロ注目の選手であることが強調されています
横浜についても、過去の実績があるものの、練習試合での成績が必ずしも本番でも通用するわけではないという慎重な見方も存在します
例えば、横浜は過去にノーマークのチームに敗れたこともあり、気が抜けないとする意見がありました
春の投手力が重要視されている中で、他のチームも十分にチャンスがあると考えられています
ネットコメントを一部抜粋
1強だとしたら間違いなく健大高崎ですね。
春は投手力だから2枚看板の横浜や健大高崎が優勝候補になると思う。
個人的には横浜と聖光学院の試合が見たいかな。
優勝候補ではないけど台風の目になるような意外な活躍を見せてほしいのが浦実です。
横浜はずっと見てるけど一強ではない。
キーワード解説
- 選抜高校野球大会とは? 全国の高校野球部が参加し、春に開催される高校野球の全国大会です。
- 継投とは? 投手を交代しながら試合を進める戦術で、相手打線に対して新たな投手を送り込むことで有利に進めることを指します。
- エースとは? 野球チームの中で最も優れた投手のこと。そのチームの初戦や重要な試合で投げることが多く、そのパフォーマンスがチームの勝利に直結します。