ロッテ対ソフトバンクのオープン戦で小島が力投、開幕戦に向けた意図を探る

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◆オープン戦・ロッテ2―3ソフトバンク(7日、ZOZOマリン)
今季開幕の前哨戦と位置付けられたオープン戦が、7日、ZOZOマリンスタジアムで行われた

この試合は、3月28日から開始される開幕カードで直接対戦するロッテが相手となるため、両チームにとって重要な意味を持っていた

両軍とも、少しでも相手に嫌なイメージを植え付けようとする思惑が垣間見えた

ロッテは、昨年の3年連続開幕投手に指名された小島を先発として起用

この起用は、今後の調整を重視したものと思われるが、吉井監督が小島に抱く信頼も感じられた

小島は自己最多の12勝を挙げた左腕であり、今年のオフにはホークスに対する苦手意識を克服するための練習をしてきたと明かしている

一方、ホークス側も小久保監督が「開幕戦を見据えたオーダー」を組むことを強調し、主力選手を集めた「仮想開幕オーダー」で試合に臨んだ

結果としてロッテの小島に抑えられたものの、その4回1安打無失点という投球内容には一つの収穫があったといえる

これによって、ロッテはホークスとの対戦で自信を深めるチャンスを得た

しかし、ホークスにとっては小島を抑えたことが喜ばしい結果とは限らない

昨季の対戦では小島に2試合先発され、0勝2敗、防御率12.54という散々な成績を残したため、今季も対戦を重ねる中で打ち崩さなければならない

一方で小島はこの試合を通じて良いイメージを持つことができるかもしれず、ホークスにとっては残念な結果となった

オープン戦の結果が直接的な影響を与えるわけではないが、リーグ連覇を目指すホークスにとって、開幕戦に向けた調整は急務である

今後の試合で持ち帰った課題をどのように克服するかが、シーズンにおける勝利へとつながるだろう

今回のオープン戦は両チームの開幕に向けた重要なテストとなりました。ロッテの小島投手は力強い投球を見せ、ホークスにとっては彼を打ち崩さなければならないという新たな課題も見えました。シーズンに向けて、両チームはさらに調整が必要です。
キーワード解説

  • オープン戦とは?プロ野球のシーズンが始まる前に行われる試合で、チームが選手の調整や戦力を確認するために開催される。
  • 開幕投手とは?シーズン初戦に先発登板する投手のことで、チームのエースが務めることが多い。
  • 防御率とは?投手が1イニングあたりに何点の失点をしているかを示す指標で、数値が低いほど投手の成績が良い。

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