阪神・藤川監督が甲子園初勝利、想定を超える打線の活躍が光る

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◆オープン戦 阪神6―0DeNA(7日・甲子園) 阪神・藤川球児監督(44)にとって、甲子園での“初勝利”は、開幕前に想定されるクリーンアップ不在の懸念を感じさせない快勝となった

今年の対外試合では7試合中6度目の2桁安打を記録し、合計12安打で6得点を挙げている

藤川監督は、「相手が良ければ打撃は難しくなるが、今日は良かったことを素直に言える」と、勝利を喜びつつも謙虚な姿勢を崩さなかった

試合の号砲は、絶好調の3番・前川のバットから生まれた

初回の1死一塁でエース左腕の東からツーシームを捉え、右翼ポール際へ飛ばす2ランホームランを記録した

前川はこの日も打線に勢いを与え、3回には5年目の高寺が満塁の場面で左前に2点打を放つなど、打線の活躍が光った

さらに、4番・ヘルナンデスは5回の打席で驚異的な打球速度181キロの弾道で初本塁打を放ち、藤川監督は「素晴らしい打球だった」と称賛した

この日は、クリーンアップの一角を担う予定の森下が体調不良で欠場

また、侍ジャパンの強化試合に出場していた佐藤輝と大山もベンチスタートだった

しかし、その中で昨秋キャンプから注目していた若手選手たちがしっかりと存在感を示し、チームを活性化させていることがわかる

藤川監督は「選手それぞれが能力を高めていくのが務めで、それをミックスしゲームに臨むのが私たちの仕事だ

まだ始まったばかりで、手放しで喜ぶことはできない」と述べ、シーズンに向けた準備への意気込みを見せた

阪神の藤川監督が甲子園で迎えた初勝利は、様々な選手が活躍し、チームの連携が強化されていることを示しています。クリーンアップの選手が欠場する中で、若手の台頭があり、シーズンへの期待が高まっていると言えるでしょう。
キーワード解説

  • オープン戦とは?プロ野球シーズンが始まる前に行われる試合で、各チームが選手の調整や戦力確認を目的として開催します。
  • クリーンアップとは?野球における打順で、通常3番から5番までを指します。得点圏での強打者が並び、チームの得点力を高める役割を担っています。
  • ツーシームとは?ストレートとスライダーの中間的な球種で、バッターから見て内側に切れ込む特長があります。打者にとっては打ちにくい球種です。
  • 打点とは?走者をホームに返して得点を挙げることを指し、選手の打撃能力を示す重要な指標になります。

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