この試合は、阪神がDeNAに対して6-0で勝利したもので、村上は今春最長の3イニングを無失点で投げ切った
昨季日本一を誇る打線を相手にした村上は、「打たれる気配はなかった」と自信満々のコメントを残している
パーフェクトピッチングの内容
初回、村上は先頭の桑原を148キロの直球で空振り三振に仕留め、続く牧を見逃し三振に打ち取った最後の佐野も直球で打たせて二ゴロに仕留めるなど、素晴らしい立ち上がりを見せた
2回も先頭の筒香をカーブで一ゴロ、宮崎をスライダーで三ゴロ、戸柱も直球でぶつけ、無失点を維持する
新球の“淡路島スライダー”
村上がこの試合で披露した特筆すべき投球のひとつが、今年度オフに同郷の先輩である近本から助言を受けて習得した新球“淡路島スライダー”だカットボールとカーブの特性を併せ持ちつつ、球速が120キロ台で変化するこの新球を、村上は40球のうち14球も投じて実戦での感覚を確かめた
村上は、「いい感じにファウルもアウトも取れていた
球速帯もいい感じ」と手応えを感じていた
シーズンに向けた意気込み
昨季のDeNA戦では防御率3.15という苦境を味わった村上だが、今年はその相手に脅威を感じていないという「シーズンでもしっかりと投げられるようにしていきたい」と語り、開幕に向けての着実なステップを確実に踏み込んでいる様子だ
阪神の村上選手がオープン戦で見せた完璧な投球は、今シーズンへの期待感を高めるものでした。新球の淡路島スライダーも興味深く、村上選手が今後どのように進化していくのか楽しみです。
キーワード解説
- パーフェクト投球とは?:野球において、投手が試合中に一度も安打や四球を許さず、打者を全てアウトにすることを指します。
- 淡路島スライダーとは?:カットボールとカーブの中間の特性を持つ新たな変化球で、球速120キロ台で変化することが特徴です。