試合は、前川が初回に先発投手東から右翼ポール際に3号2ランを放つ展開となり、阪神は6-0で勝利を収めた
この一撃で前川は5日中日戦から2試合連続となる本塁打を記録し、今春のオープン戦では4試合中3本の本塁打を達成
特筆すべきは、16打数で8安打を打ち、打率は驚異の.500、さらに打点も6と、いずれも12球団のトップとなる4冠を獲得した
この日のホームランは、今季の開幕投手に内定している東の135キロツーシームを捉えたもので、昨季の9月15日のヤクルト戦以来、聖地甲子園での本塁打は早くも2本目となる
さらに、2月22日の楽天戦での開幕弾を含め、オープン戦の早い段階で3本のホームランを記録した前川は、シーズンに向けた期待を一層高めている
試合後、前川は「スライダーを待っていたので(バットに)乗せた感じだった」と振り返り、自己評価も「2打席目の方が良かった」と語った
この日には打席での冷静な判断力も光り、3回には外角高めの直球を巧みに打ち、満塁の好機を演出した
昨季は13勝を挙げた左腕の東を相手に、昨年のクライマックスシリーズでは無安打に終わった前川
しかし、今年はその意地を見せつけ、「今年の前川は一味違う」と自身の成長を実感している様子だ
そして、「もっともっと準備しないといけない」と謙虚な姿勢でシーズンへ向けた意気込みを示した
藤川球児監督(44)にとっては、球団創設90周年の記念すべき年に、聖地での初勝利をもたらした前川に感謝の言葉を掛け、選手の成長を温かく見守る姿勢を崩さなかった
阪神の前川選手の活躍には驚かされます。オープン戦からの成績を見る限り、昨季とは違った本物の打者としての成長を遂げた様子です。藤川監督も彼の成長を温かく見守っており、シーズン中も期待が高まります。前川がどのようにシーズンを迎えるのか、今後の活躍に目が離せません。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球において、打者がボールを外野のフェンスを越えて打ち、無死または走者がいる場合はその走者も得点することを指します。
- 打率とは?:打率は打者が安打を打った回数を打席数で割った数値で、選手の打撃能力を示す重要な指標です。
- オープン戦とは?:プロ野球のシーズン前に行われる試合で、選手の調整や新戦力の試す場として重要です。
- ツーシームとは?:変化球の一つで、直球に似た球速で投げられ、打者から見ると微妙に変化するのが特徴です。