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オリックス・山下、オープン戦で緊急降板 – 腰の違和感を訴える

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 ◇オープン戦 オリックス1―5巨人(2025年3月7日 京セラD) オリックスの投手・山下が試合中に緊急降板し、観客席は一瞬のうちに緊迫した雰囲気に包まれた

試合は4回、無死二塁の場面で、相手打者・甲斐を見逃し三振に仕留めた直後のことであった

山下は、トレーナーと投手コーチの厚沢氏とともにマウンドを後にし、そのままベンチ裏に退いたが、再びマウンドに姿を現すことはなかった

 岸田監督は、山下の状態について「ちょっと腰に違和感があるとのこと

本人は“いける”と言っていましたが、大事を取って交代しました

彼の出力は出ているので、そんなに心配することはないと思いますが、無理をするところではない」と述べた

 当初、山下は80球の投球を予定していたが、61球で降板することとなった

岸田監督によると、春季キャンプの終盤から腰に若干の違和感があったとのことで、今後の状況を見て判断していくという

 試合前の投球では、初回に最速156キロを計測したものの、3回以降は直球の球速が150キロ前半にとどまったとされる

厚沢投手コーチは「腰を気にする様子があった

そうしたサインを見逃すことはできないので、交代を決めました」と説明した

また「京セラのマウンドは硬いため、腰への負担も大きい

今後どのように対処していくかが重要です」と付け加えた

 山下は今春、実戦では計7回を投げ無失点、13奪三振と安定したパフォーマンスを示しており、開幕ローテ入りに向けて順調な仕上がりを見せていた

しかし、昨年10月に再発した第三腰椎分離症の影響もあり、今後の状態が懸念される

山下自身は「多少我慢しても投げられる状態だと思いますが、監督が安全を考慮して交代を決めてくれました

明日からはリカバリーに集中し、開幕に向けて準備していくつもりです」と前向きに語った

今回の緊急降板は、山下選手にとって厳しい状況ですが、選手本人や監督が安全を最優先に考えて行動したことは評価できます。プレッシャーの高いプロスポーツの世界で、選手が自分の体調をしっかりと理解し、無理をしない選択をすることが重要です。今後のリカバリーと、さらなる活躍に期待したいです。
キーワード解説

  • 緊急降板とは?試合中に選手が怪我や体調不良で交代することを指す。
  • 腰の違和感とは?腰に痛みや不快感を感じる状態を指し、投手にとってはパフォーマンスに影響を及ぼすことがある。
  • 無失点とは?投手が相手に得点を許さずに試合を投げることを意味する。
  • 奪三振とは?投手が打者を三振に仕留めることを指し、投手の能力を示す指標の一つ。

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