ロッテ・小島和哉、開幕に向けたオープン戦で圧巻の投球を披露
◆オープン戦 ロッテ2―3ソフトバンク(7日・ZOZO)ロッテの開幕投手に決定している小島和哉投手(28)が、7日開催のオープン戦において先発し、5回を投げて75球、1安打無失点、さらに6奪三振という素晴らしい成績を収めたこれは開幕戦で対戦するソフトバンクを相手にしたもので、周東、柳田、近藤、山川、栗原といった強力な打者たちを相手にした試合で、彼の好投は期待以上の出来であった
初回の投球では、3者連続三振を奪い、140キロ台中盤の直球を駆使しての見事な立ち上がりを見せた
また、スライダーやチェンジアップを効果的に交え、相手バッターに的を絞らせずに投球することに成功した
試合後に小島は「多くは語りたくないが、いろいろ試している段階だ」と述べ、シーズンに向けて戦略的に準備を進めていることを示唆した
3年連続で開幕投手に選ばれるエースとしての自覚を持ちながら、マウンドでの存在感を発揮している
この日のバッテリーを組むのは、2年目の若手捕手寺地であり、彼は未熟な配球に苦しむ場面もあった
投げたい球種のサインが出ず何度も首を振る姿が見られ、試合の合間には「自分のイメージを知ってもらいたい」と誠心誠意伝える姿勢を見せた
若手捕手の育成も、エースに与えられた大事な役割の一つだ
さらに、小島はチームをまとめるために、2月下旬には宮崎で新外国人投手のボス、サモンズらを焼き肉店に招待し、良好な関係を築く努力もしている
ただし、その際の支払いは同じ店にいた先輩の益田が済ませてくれるなど、チーム内の絆も感じられる出来事があった
しかしながら、吉井監督は小島について「いろいろ試していたと思うから、最良の小島ではなかった」と評価を控えめにしつつも、彼に対する期待の表れとして受け取ることができる
今回の開幕戦に向けて、今年こそは自身初の開幕勝利を挙げ、チームを勢いに乗せる決意を見せている
今回の小島投手のパフォーマンスは、彼がエースとしての責任感を明確に示したものと言えるでしょう。新たに若手捕手との連携を築きながら、自らのピッチングの質も高めようとする努力が見受けられ、今後の成長に期待が寄せられます。また、チーム内の団結力や選手同士の絆も感じられる場面が多く、良いスタートを切るための準備が整いつつあるのが伺えます。
キーワード解説
- オープン戦とは?—プロ野球シーズン開幕前に行われる試合で、チームの仕上がりを確認するための重要な場です。
- 開幕投手とは?—そのシーズンの初戦で先発投手として登板する選手のことを指します。
- 奪三振とは?—投球中にバッターを三振させることを意味し、防御率や投手の実力を示す大切な指標の一つです。
- スライダーとは?—投球の一種で、速球のように見せかけて横に曲がる球。打者にとって非常に打ちにくい球種です。
- チェンジアップとは?—速いボールと比べて球速を落とした投球で、打者を騙すための重要な球種として使われます。