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横浜DeNAベイスターズの歴代選手を取り上げる:メジャーリーグでの活躍が期待された選手たち

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近年、多くの日本人選手がメジャーリーグベースボール(MLB)での活躍を目指し、海外へ挑戦しています

日本のプロ野球には数多くの才能ある選手が存在し、「もしあの選手がメジャーリーグでプレーしていたら、どのような成績を残していたか」という想像はファンの間で広がります

その中でも横浜DeNAベイスターズに在籍した選手たちには、特にMLBでのプレーが観たかったとの声が多く寄せられています

今回は、そのような選手の一人、平松政次を紹介します

平松政次

・投打:右投右打・身長/体重:176cm/74kg・生年月日:1947年9月19日・経歴:岡山東商 - 日本石油・ドラフト:1966年二次ドラフト2位

カミソリシュートの武器

平松政次は、「カミソリシュート」と呼ばれるスピンの効いたシュートボールを武器に持つピッチャーでした

このシュートは、右投手が右打者に対して投げる際に内角に鋭く切れ込むため、バッターにとっては打ちにくい球種です

彼は岡山東商業時代にセンバツ甲子園で優勝し、その後社会人野球の日本石油で都市対抗野球に出場し注目を集めました

1966年には二次ドラフトで大洋ホエールズに入団し、プロとしてのキャリアが始まります

瞬く間にエースに

入団4年目の1970年、平松は51試合に登板し、38試合が先発という抜群の成績を収め、25勝を挙げました

その際、23完投、防御率1.95という驚異的な数字をたたき出し、同年の最多勝と沢村賞を獲得

1979年には最優秀防御率のタイトルも得るなど、長年にわたりチームのエースとして活躍しました

通算200勝の達成

1983年には通算200勝を達成し、1984年に現役を引退

名球界入りを果たす一方で、彼の投球スタイルは特異であり、デッドボールを与えた数はセ・リーグ記録の120に及びました

これも彼の直球やシュートを駆使した独特な投球術によるもので、選手としての個性を際立たせた部分でもあります

平松政次選手のように、プロ野球の優れた選手がもしメジャーリーグに挑戦していたらどうなっていたのかという思いは、ファンにとって非常に興味深いテーマです。特に彼のカミソリシュートや安定した成績は、メジャーでも通用する力量を感じさせます。このような選手が海外でどのように活躍するかを考えると、日本のプロ野球における才能の幅広さを実感することができます。
キーワード解説

  • メジャーリーグベースボールとは?:アメリカとカナダのプロ野球リーグで、多くの著名な選手が集まり、世界中で人気があります。
  • 沢村賞とは?:日本のプロ野球において、最も優れたピッチャーに贈られる賞で、毎年の投手の活躍を評価する重要な指標です。
  • 完投とは?:投手が試合の全てのイニングを投げ続けることを指し、特に力強いパフォーマンスを示すものとされています。

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