阪神・西勇輝投手、オープン戦での新フォームに注力
阪神タイガースの西勇輝投手(34)が、8日に行われたオープン戦、DeNA戦の試合前練習で、キャッチボールやランニングなどの調整を行い、シーズンに向けての準備を進めました西投手は9日に予定されている巨人戦(甲子園)での今春オープン戦初登板を控えており、その意気込みを語りました
投球スタイルの変革
「相手に手の内を見せないように配球をしますね」と西投手は語り、新たな戦略を持って臨むことを明言しましたここでの「配球」というのは、具体的な投球の種類(ストレートや変化球)を選ぶことを指し、相手打者の反応を予測しながら投げる技術です
さらに、「変化球もそうやし、ここで真っすぐ投げへんやろってところで真っすぐ行ったりとか」と話し、予測を裏切る投球の重要性についても言及しました
新フォームへの挑戦
西投手は、昨年末から取り組んできた新しいピッチングフォームについても触れ、「踏み出す左足の『屈曲』と『伸展』を強く意識した」と説明しましたこの「屈曲」と「伸展」とは、ピッチングにおいて体の各部分をバランスよく使い、力強くボールを投げるための動きであり、これをマスターすることで投球の精度や威力を高める狙いがあります
今後の展望
西投手は、「気持ちよくもうピッチングできてるんで」と自信を見せつつ、「相手に考えさせる、考えてもらう」という思考の重要性を強調しました今春のオープン戦を通じて、様々な状況を想定しながら配球を工夫していく姿勢が求められています
西勇輝投手が新しいピッチングフォームと独自の配球戦略について語った内容は、将来の試合に向けての大きな意味を持つものでした。選手が意識的に変化を求める姿勢は、観客にとっても期待を寄せるポイントとなります。
キーワード解説
- オープン戦とは? オープン戦は、プロ野球のシーズンが始まる前に行われる試合で、選手の調整や新戦力の発掘が目的です。
- 配球とは? 配球は、ピッチャーが投げるボールの種類や投げる位置を決めることで、打者をどのように攻略するかを考える戦略です。
- 屈曲と伸展とは? 屈曲は関節を曲げること、伸展は関節を伸ばすことで、投球フォームにおいては、これらの動作が力強いボールを投げるために重要です。