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オリックスとのオープン戦で好投を見せた巨人のグリフィン投手、次戦に向けての課題を挙げる

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◆オープン戦 オリックス1―4巨人(3月8日・京セラD) 今回の試合では、巨人のフォスター・グリフィン投手(29)が先発し、鮮烈なパフォーマンスを見せた

試合の中盤、4回の2死という場面、宗選手をツーシームで詰まらせ、見事にバットを折らせながら二ゴロに仕留める

これでグリフィンは、初回から4回までを無失点で切り抜けることに成功した

結果的に彼は、4回を投げて3安打無失点という好成績を残したが、試合後のインタビューでは「結果だけ見れば悪くなかったし、球数を抑えて投げられた

しかし、それ以外にも取り組むべきことが出てきた」と語り、さらなる向上心を見せた

今回投じた球数は合計で57球で、最速147キロをマーク

彼の投球スタイルは、打たせて取るスタイルを重視しており、4回以外は安打や四球で打者を背負う場面も見られた

試合中、グリフィンは「直球の精度がよくなかった」と反省しつつも、効果的に使用したカットボールに手応えを感じていた

巨人の阿部監督は「キャンプからしっかりと取り組んでくれているのが分かる

調子の良し悪しはあって良いと思うし、これからもさまざまなことにチャレンジしてもらいたい」と期待を寄せている

グリフィンは、京セラDでのオープン戦において過去2度登板した経験から、結果的に苦い思いを繰り返さないよう努めている

昨年3月9日の試合では、3回6失点という苦しい結果に終わってしまっていた

そんな経歴も影響してか、心理的に克服したいという意欲が感じられる

試合後、「グレイトではなかったけれど、グッド!」と自己評価する彼の姿勢からも、次に繋げようという強い志を伺うことができた

次回の先発は、3月16日に行われるカブスとのプレシーズンゲーム(東京D)に予定されている

グリフィンは「課題があるので、どの相手にでも開幕に向けて調整していくのは変わらない」と語り、開幕へ向けて着実な準備を進めることを誓った

グリフィン投手のオープン戦におけるパフォーマンスは、彼自身の成長を感じさせるものであった。特に直球の精度に課題を持ちながらも、カットボールに手応えを得ていることは、次の試合への期待を高める要素である。自己評価を冷静に行い、今後の課題に向けて前向きな姿勢を示した点も印象的だ。
キーワード解説

  • ツーシームとは? ツーシームは、ボールが投げられる際に、通常の直球とは異なる回転で、打者に対して移動する球です。そのため、打者がボールを打つことを難しくする効果があると言われています。
  • カットボールとは? カットボールは、球がわずかに横に切れるように見える投球スタイルで、打者がストレートと思って振った時に、その球が外れることがあります。これによって打者を惑わせることが可能です。

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