移籍後初めて「伝統の一戦」に臨んだ
田中投手は、2回2安打無失点だった2日のヤクルト戦(東京D)から中6日を経て登板
オープン戦であるにもかかわらず、「当日券販売なし」とされたこの日曜の阪神戦では、敵地・甲子園も「田中将大」の名前がコールされ大きく盛り上がった
試合は、巨人が3点を先制した状態でスタート
初回には先頭の近本光司外野手にストレートの四球を与えたものの、続く中野拓夢内野手を遊ゴロ併殺打に打ち取り、3番・佐藤輝明内野手を抑えるなど無失点で切り抜けた
2回には先頭の4番・森下翔太外野手に左前打を許したが、森下を二塁盗塁を狙わせ、結果的に大山悠輔内野手の空振り三振で三振ゲッツーに
さらに前川右京外野手を変化球で見逃し三振に打ち取るなど、この回も無失点で抑えた
田中投手は昨シーズンは勝ち星が無かったが、復活を期している
試合前の段階でオープン戦では2登板し、合計で無失点という結果を残している
阿部監督からは既に開幕ローテーション入りが内定されており、期待が寄せられている
登板前には「伝統の一戦は盛り上がっていたイメージが子供の頃あった
この世界に入ってからも、プロ野球のニュースのトピックになるところなので」と特別な一戦として認識していたことを明かしている
◆田中将×阪神戦 甲子園での最後の登板は、楽天時代の23年6月7日に阪神戦で先発し、5回8安打5失点で負け投手になっている
対阪神戦では直近の対戦が21年6月12日(楽天生命)であり、現在3連敗中
対セ・リーグでは最多の11試合に登板し、5勝5敗(2完投)を記録しているが、勝率は・500で、防御率は3・01という成績は決して良いとは言えない
また甲子園での対阪神の対戦に限ると、4登板で1勝2敗、防御率3・00と課題が残る
今回の巨人・田中将投手の登板は、復活をかけた意味深い試合となりました。甲子園という特別な場所でのプレーで、ファンの期待も高まります。今後の彼のパフォーマンスがますます楽しみです。
キーワード解説
- オープン戦とは? 日本のプロ野球シーズンにおいて、公式戦に先駆けて行われる試合で、各チームの選手がコンディションを確認したり、戦力を調整するための重要な機会です。
- 伝統の一戦とは? プロ野球におけるライバル関係を持つチーム同士の対戦を指し、特に巨人と阪神の試合は高い注目を浴び、ファンからの期待が大きいです。