駒大苫小牧高校時代に多くの名勝負を演じたこの球場でのマウンドに立つことは特別な意味を持つと同時に、プレッシャーもあったようです
実戦での3回の登板となったこの日、田中選手は主力が揃った阪神打線との対戦に臨みました
結果として、3回48球を投げて2安打1失点、さらに2四球と2奪三振を記録しました
最速145キロのストレートを記録しながらも、「良いとは思わないですね、特にきょうは
満足いくものはなかった」と厳しい評価を下しました
試合の初回、田中は先頭の近本選手に四球を与えるという不安定なスタートを切ったものの、その後の中野選手に対しては遊ゴロの併殺を成立させ、佐藤輝選手の鋭いラインドライブも一塁手秋広選手の好捕によって無失点で切り抜けました
その際、田中選手は「バックに(捕手の大城)卓三もそうですし、内野の守りにも助けられて、何とかこういう形になったと思っている」とチームメイトに感謝の意を表しました
一方、阿部監督は田中選手の投球に対し「やっぱりちょっとエンジンかかるのが遅いのかなと思って見ていました
立ち上がり不安なのが分かった
自分でも課題があると思う
次はもうちょい長いイニングいくかもしれないので、そこで修正したものを見せてもらいたい」と今後への期待を寄せました
田中将大選手の今回の登板は、多くの期待が寄せられる中での厳しい結果となりましたが、これはあくまでオープン戦。課題を見つけて次回に活かすチャンスでもあります。特に彼の投球に対する謙虚な態度は、長年の経験を持つ選手として素晴らしいものです。今後の試合での成長に期待が高まります。
ネットの反応
今回のニュースに対するコメントでは、巨人・田中将大選手のピッチングについて多くの意見が寄せられました
まず、田中選手が見せたピッチングには課題があるという声が目立ちました
特に、四球を出したり、甘い球を打たれたりした場面が印象に残ったようです
「立ち上がりから先頭打者にストレートの四球を与える」との指摘や、「ボールのスピード、キレともに全盛期とは程遠い」との厳しい意見もありました
これらのコメントからは、田中選手の現状に対する不安が読み取れます
一方で、「変化球を投げるのは上手い」や「次はまた甲斐と組ませてみてほしい」といった期待を寄せる意見もありました
捕手との相性や今後の試合に期待する姿勢も見受けられ、ファンの中には今後の変化を期待する声もありました
さらに、「巨人の内野陣が点を取ることで勝てる」という意見もあり、チーム全体の力で田中選手を支えて欲しいという願望も感じられました
「次回のカブス戦では最低4イニング投げて判断すべき」とのコメントからは、田中選手自身のパフォーマンス向上への期待が表れており、次の登板に向けた期待が高まっている様子が伺えます
全体を通して、田中選手のパフォーマンスに対する期待と不安が交錯するコメントが多く、ファンの密な関心が示されています
ネットコメントを一部抜粋
近本への四球に中野の打球が運良くゲッツーにならなければ大量失点になりかねない状況だったと思う。
スロースターターだね。
おそらく開幕三戦目が初登板。逆算して考えたらこんなものかと思って見てました。
まあ、巨人の内野陣なら点を取ってくれれば今のままでも十分勝てると思うけど。
次回のカブス戦では最低4イニング・出来れば5イニング投げて判断すべき。
キーワード解説
- オープン戦とは?プロ野球シーズンの開幕に向けた準備期間として行われる試合のことです。
- 四球とは?バッターが4回ストライクを投げられずに走ることを許された状態です。
- 併殺とは?二つのアウトを一度のプレーで取ること、主に内野で成立します。
- 奪三振とは?ピッチャーが打者を三振にすることを言い、彼の力を示す指標の一つです。