ソフトバンクの若手選手、西尾歩真が「ラストチャンス」に挑む
今季を「ラストチャンス」と公言する福岡ソフトバンクホークスの内野手、西尾歩真選手(24歳)が、身を削る戦いを繰り広げている身長167センチと小柄ながら、彼のシュアな打撃技術と守備力は球団の期待を集めている
育成選手として迎える3年目、支配下契約を掴むためには何が必要か、彼に直撃した
キャンプでの意識
西尾選手は、キャンプ期間中に「元気を出して、プレーで目立つことも大事」と語り、自身の存在感をアピールするため声を出してプレーすることを意識したその意図は「二軍で成績を残さないと一軍に上がれない」ため、声でアピールし、首脳陣に評価してもらうことだという
自主トレでの成果
オフシーズン中には、牧原大選手のもとで自主トレを行い、精神的・技術的な面での成長を図った西尾選手は「練習量、すなわちやったもん勝ち」であり、自分の限界を決めないことを学んだと語った
特にキャンプでは「守備の数を大事にする」ことに注力し、自由練習の時には特守を受けることも心がけた
支配下契約に向けた課題
今季への思いを語る西尾選手は、「守れるのが前提だが、やっぱり打たないと上には上がれない」と強調特に打撃力の向上が支配下契約獲得への鍵であると認識しており、圧倒的な打率を残す必要があると述べた
再度挑む3年目
西尾選手は「3割、3割3分、3割5分ぐらい打って、しっかり守れる」といった高い目標を掲げており、まさに自らの進化を求め続ける姿勢が感じられる
西尾選手が「ラストチャンス」と位置づけた今季は、彼の野球人生における重要な一年になると言える。自主トレで培った技術と精神力を武器に、彼は上昇志向を持ち続け、果敢に挑戦し続けている。この姿勢は多くの青年選手にとっても励みになるだろう。
キーワード解説
- ラストチャンスとは?一生に一度の機会や、最後のチャンスという意味。特にスポーツ選手にとっては、引退や契約の期限が迫っている場合に使われることが多い。
- 自主トレとは?自主トレーニングの略で、選手が自ら計画し実施するトレーニング。チームの公式練習以外の期間に行われるため、選手個々の技術向上に大きく寄与する。
- 支配下契約とは?育成選手がプロチームに正式に加入するための契約。これにより、選手は一軍に昇格するチャンスを得られる。