楽天牧田明久コーチ、東日本大震災からの14年を振り返る

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今年も3月11日がやってきた

2011年に発生した東日本大震災から14年が経過した

楽天の牧田明久2軍外野守備走塁コーチ(42)は、地震発生時には現役選手として本拠地の楽天モバイルパークにいた

この震災を経験した彼は、様々な思いを抱えている

震災の記憶とその後の野球人生

牧田コーチにとって、16年間の現役生活の中で特に忘れられない試合がある

それは2013年11月3日、巨人との日本シリーズ第7戦だ

9回に入ると、FUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」という楽曲が流れ、田中将大がマウンドに向かう光景を外野から見つめていた

その時、彼は「終わらないでくれ」と心から思ったという

特別なホームラン

この試合では、4回に貴重なソロ本塁打を放ち、人生最高の1発となった

「球場が揺れたのが分かった」と当時の感動を振り返る

2011年の震災の時、球場は地震で揺れ、多くの人々の生活が一変した

この試合が日本一を決めるものであったため、特別な感情がそこにはあった

震災当日の記憶

地震が発生した午後2時46分、彼はトレーナー室で治療を受けていた

突然の強い揺れに驚き、外に飛び出した

「倒れているマンションがないか確認した」と、その瞬間を振り返る

彼はその後、家族と共に避難生活を送り、球団が用意したバスで関東へ向かうまでの数日間、その生活が続いた

震災が与えた影響
震災を通じて、彼はファンの存在を強く感じたという

日本一達成後、地元で盛り上がるパブリックビューイングの様子を見て感動した

「選手が東北各地で行った優勝報告会も盛況だった」と話し、今も南三陸の美味しい料理を楽しんでいる

「思い出さないといけない日です

そして伝える日です」と述べる牧田コーチ

彼は選手たちに震災の経験を伝え続ける重要さを強調し、ファンが望むことは「優勝すること」だと述べている

2011年の東日本大震災

発生日 2011年3月11日
震源地 宮城県沖
マグニチュード 9.0
最大震度 震度7(栗原市)
死者数 20,000人近く
行方不明者 2,550人
楽天の牧田明久コーチが震災から14年を経て自らの経験を語り、東北の復興の重要性を訴えている。彼は震災直後に感じたファンとの絆を再確認しつつ、選手たちにその教訓を伝え続ける姿勢を示した。
キーワード解説

  • マグニチュードとは?地震の強さを表す指標のこと。数値が大きいほど強い地震を意味する。
  • 震度とは?地震による揺れの強さを表すもので、1から7までの段階で示される。
  • 日本シリーズとは?プロ野球のチャンピオンを決定するためのシリーズ戦で、セ・リーグとパ・リーグの優勝チームが対戦する。

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