高卒3年目の剛腕、田村朋輝の躍進
今年、プロ野球界で注目されている若手投手がいる巨人に所属する高卒育成3年目の田村朋輝選手だ
彼は支配下昇格を目指し、着実にその道を歩んでいる
ここ数季は三軍が主戦場だったが、2025年の春季キャンプでは初めて二軍にスタートを切った
首脳陣からその状態の良さを評価され、2月11日の紅白戦では紅組の九番手投手として出場
ここでは、秋広優人に150キロの直球を打たれたものの、一死一、二塁のピンチを迎えた後、佐々木俊輔をフォーク、乾淨なフォームの同期浅野翔吾をカットボールで連続三振に仕留めることに成功し、無失点で切り抜けた
二軍でも圧巻のパフォーマンス
田村選手の今シーズン初の対外試合登板は2月24日の二軍練習試合、韓国の斗山との対戦であったここではクリーンアップを三者連続三振に仕留めるなどのパフォーマンスを披露し、2回で1安打無失点、さらに4奪三振の驚異的な数字を記録した
彼の強力な直球に加え、カットボール、カーブ、フォークなどの多彩な変化球が、打者を圧倒している
昨季の成績とウィンターリーグでの活躍
昨年、田村選手は三軍で30試合に登板し、2勝2敗、防御率2.16という成績を残し、41回2/3の投球で31三振を奪っているまた、オフシーズンには台湾で開催されたウィンターリーグにも参加
ここでは9試合に登板し、防御率1.38を記録し、13イニングで17奪三振を達成した
彼の投球フォームは見直され、140キロ後半だった平均球速は、現在では常時150キロ前半を計測するようになった
特にフォークの落差にも磨きがかかり、三振を奪う能力がさらに向上している
スカウトからの期待
酒田南高出身の田村選手だが、甲子園への出場は叶わなかったしかし、184センチの長身から繰り出される力強い直球はプロのスカウトからも高く評価されている
ある独立リーグの監督は「支配下で指名がかからなかったとき、ぜひウチに来てほしい」と密かに思っていたそうだ
彼の身体が成長すれば160キロを狙うことも可能であり、将来的には千賀滉大のようにメジャーリーグでプレーする姿が期待されている
育成からメジャーに羽ばたいた千賀
また、育成出身の選手として特筆すべきは、千賀滉大選手である蒲郡高では無名だったが、育成ドラフト4位でソフトバンクに入団し、プロ2年目の2012年に支配下昇格
13年には51試合に登板し、17ホールド、防御率2.40を記録し、ここから頭角を現していった
16年からは7年連続で二桁勝利を記録し、20年には最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の三冠を獲得
また侍ジャパンの主戦投手としても活躍し、現在はメッツに所属しプロの舞台でもその実力を証明している
千賀選手は、過去に「体が育つことで、さらに成長する」と語っており、田村選手にも同様の期待がかかる
田村朋輝選手の急成長が注目されています。プロ野球界では、若手選手が支配下昇格を目指し競い合っていますが、彼の高い素質と最近のパフォーマンスは、その期待を裏付けるものです。千賀選手のように、育成出身からメジャーリーグに羽ばたく期待も膨らんでいます。
ネットの反応
巨人の育成右腕に関するコメントが集まり、期待と懸念が入り混じった内容が見受けられました
多くのファンは、この選手の可能性について嬉しさを表現しながらも、慎重な姿勢を崩さない印象があります
特に、「何でもメジャーって言うなよ」といった意見があり、NPBがメジャーの育成機関のように扱われることに疑問を呈するコメントもあったのです
また、「とにかく2軍で実績を出してから」といった実績重視の声も多く、過去の例からも球速だけではメジャーで通じないとの見解が示されていました
さらに、一軍登板の実績がまだないことに対する懸念もあり、参加したキャンプの結果や他の育成選手と比較した意見が散見されました
「ね、田中を聖域化してる場合じゃない」と言ったコメントもあり、競争環境の厳しさに触れたファンの思いが伝わってきます
他にも、先日の急遽登板の際のピッチングを絶賛する声もあり、将来的な起用に期待を寄せるコメントも見受けられました
最後に、実績のない投手に対して支配下登録の必要性を訴える意見や、早い段階での成長を願うファンの姿勢も強調されていました
このように、育成右腕に対するコメントは多様であり、本人の頑張り次第で今後の進展が望まれる状況です
ネットコメントを一部抜粋
何でもメジャーって言うなよ。
先ずは2軍でどういう投球をするかに注目です。
育成なら入団しないをドラフトの時連絡をとり翻意してくれて入団してくれた期待の投手。
ストレートが強く、変化球も切れがあり、コントロールも安定していて出色のピッチングでした。
まず一軍のマウンドに立つことが先なのに、なぜメジャーだとかの話が出てくるの?
キーワード解説
- 支配下昇格とは?プロ野球で選手が地方リーグや育成契約から支配下選手として正式に契約されることを指します。
- ウィンターリーグとは?プロ野球選手がオフシーズンに参加するリーグのことで、特に成績向上や実力アピールの場とされます。
- 三振奪取能力とは?投手が打者を三振にする能力のことで、打者がバットを振らずに三振することを指します。
- フォークボールとは?投手が投げる変化球の一種で、ボールが急激に落ちる特徴を持つため、打者にとっては打ち取りにくい球種です。

